裏小説
□猫耳は好きですか?
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猫耳は好きですか?
ボンゴレ匣の修業期間中に、ツナに災難が降りかかった。
家庭教師・リボーンの思い付きによって……
「リィーーーーボォーーーーンーーーーッ」
ボンゴレ地下アジトに、ツナの怒鳴り声が響き、廊下で遊んでいたランボとイーピンはビクッとした。
そしてその声は、談話室で休憩していた獄寺・山本・了平の耳にも届き、何事かと思って部屋を出た。
一方のツナは、かつてない程怒っていた。フードを深く被りズンズンと足早で会議室に向かっていた。
その原因であるリボーンは、会議室で優雅にエスプレッソを飲んでいた。そこにはもう一人、ビクビクしながらパソコンをいじっているメカニックのジャンニーニだった。
そして扉が開き、憤然とした形相になっているツナが現れた。真っ先にリボーンの所へ行って、怒りを爆発させた。
「リボーンッ!!“これ”お前の仕業だろっ、絶対ッ!?」
バサッ
ピョン
被っていたフードを脱ぎ、後ろの裾を捲ったと同時に尻尾が出てきた。それと同時に、駆け付けた獄寺達が会議室に入ってきた。
「10代目っ!!どうしま・・・・・な゙っ!!」
「ツナっ!!どうし・・・・たん、だ?」
「沢田っ!!極限何事・・・・だぁ?」
三人は、ツナを見た途端に唖然した。
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