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主に会話文や短文など。ヤマやオチは行方不明。ジャンルがバラバラですので苦手ジャンルにご注意を。

名前変換が出来ないので分かりやすくするため、主人公のセリフには「」の色分けをします。
主人公は連載ヒロインだったり違ったり。





◆horror 

↑の続き



「………………。」

その時既に俺は背後のスバルが放つ禍々しい無言が恐ろしくて振り向けずにいた。それにも気付かず再び縺れ合いながら殺し合いを続行しようとした4人。それを止めたのはその場に響いた密やかな笑い声だった。 「……くくっ」
クスクスともクツクツとも言えない低い低い喉を鳴らす音はその場で異様な存在感を放つ。ある者は胸ぐらを掴んだまま。ある者は落ちていた花瓶を振り上げたまま。カチリと固まって、全員が古いブリキのような動きでゆっくりとこちらを……正しくは俺の背後を見た。
「くっくっ……あぁ。もう終わりかな?」
片方の口の端だけを急角度で吊り上げるスバルを見た面々がガチリと体を強張らせる。
「そうかそうか。散々人の家を壊して漸く気がすんだんなら……そろそろ。」
あくまでいつも通りの朗らかな口調だが不自然に言葉を止めたまま。一歩、足を踏み出したスバルの腕が優しく俺を背後へ促すように押した。
「懺悔の時間だ。…… 跪けやゴルァ!!」
その怒鳴り声と華麗な沈めっぷりを、俺は忘れないだろう。

普段温厚な者程怒らせてはいけない。これはやはり正しかった。





――――――

軽い短編並みに長くなってしまった(-_-;)そしてフレディも喋ってない(´Д`) やりたい放題は私の方。

2013/07/23(Tue) 00:38

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