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主に会話文や短文など。ヤマやオチは行方不明。ジャンルがバラバラですので苦手ジャンルにご注意を。

名前変換が出来ないので分かりやすくするため、主人公のセリフには「」の色分けをします。
主人公は連載ヒロインだったり違ったり。





◆バチ官(ロベルト) 

※羽ヒロイン



ロベルトの人格と言えば、やっぱり優しいというのが一番。そもそも優しい人でないとある日ぽっと降ってきた怪しさ満点の人間を住まわせてやろうなんてまず考えないと思う。
ロベルトはわたしだったからだよって言うけれど、それを抜きにしても彼は優しい人だった。

無宗教のわたしにはよくわからないけど色々と規則もある神父という役職についていながら、ロベルトはもったいない程格好いい。背はすらっと高いし目は綺麗な湖の色だし鼻筋が通った端正な顔立ちはテレビでみる俳優さんにも全然負けてない。ほんのり垂れた目尻が優しく緩められれば街の女性は皆ロベルトを振り返る。少し茶目っ気があるのも彼の魅力の一つ。

落ち着いたバリトンの声が優しく名前を呼ぶだけで、わたしは嬉しくなるし大きな手のひらが頭や羽を優しく撫でると、とろとろと心が蕩けていく。


ロベルトが笑えばわたしも嬉しい。ロベルトが悲しければわたしも悲しい。
寄り添うようにして生きていきたいのに、今のところロベルトに寄り掛かるばっかりのわたしだけど、そうすることでロベルトがどこか嬉しそうなのも知っている。

ロベルトの膝で眠りながら暖かな陽を浴びて、彼の柔らかなため息が降ってくるのを感じる。こんな一時を、守りたいと思った。

恋慕ではない。でも限りなく近い、親愛と敬愛。恋を超えてしまった、愛の形。その名前をわたしは知らないけれど、きっと形にすればロベルトみたいに優しくて美しいカタチなんだろうな、と微睡みながら考えた。







おち?なにそれおいしいの?

2013/10/09(Wed) 23:38

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