LONG DREAM-Shine-
□５
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アニスがギルドで働くことになった後のある日。
船長のチャットが随分ご立腹だった。
｢どうしたのよチャット？｣
｢どうしたもこうしたもありません。
ガイさんとティアさんと響季さんが、船を出ている事です。
知ってますよね？
ジェイドさんたら、ボクに断りもなく！
勝手にもうっ！！｣
随分ご立腹だ…。
アニスの言っていたラルヴァについて
ジェイドが勝手に船を降りる許可を出したらしい。
それはチャットも怒るわよね…
｢それでチャット、ジェイドは？｣
チャット｢何食わぬ顔でいますよ…｣
苦虫を１０匹くらい噛んでしまったような顔をした。
船長なのに勝手にされて悔しいんだな…。
まぁチャットはバンエルティア号の船長で、アドリビトムという海賊(ギルド？)のリーダーなのだから。
チャット｢依頼が来はじめたんですけどね…
全く、ボクを何だと思ってるんでしょうね！！｣
その後、チャットの愚痴は二時間くらいに渡った。
｢チャット、これでも食べてジェイドを許してあげてよ…｣
と、私お手製のケーキをあげた。
チャット｢まぁ、あなたに免じて許して差し上げましょう…｣
いそいそとケーキを食べ始めた。
最近知ったのだ。
チャットが甘党であると。
ケーキをあげればだいたい機嫌を直してくれることを(笑)。
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