LONG DREAM-Shine-

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 「おー、神無ちゃんじゃん」

「…?ゼロス?」

ゼロス「俺さまの事覚えててくれた?
俺さま大感激!!」


そんな濃いキャラで覚えないはずがないわ…。


「どうしたの?」

ゼロス「いや、ちょっとばかし気になってねぇ?

神無ちゃんも、変な光を持ってるな。
神子とは違うようだけど。」


ゼロスの言う光は、コレットと同じものだろう。


「コレットにも、光が見えるって言われたわ。」

ゼロス「マジで?
俺さまの見間違いじゃなくてよかったぜ〜。

ま、神無ちゃんも何か背負ってるモンがあるんだな。」


背負ってるもの…
あるわよ。

私は私の世界、テレジアの全てを背負ってる。

そしてこのグラニデも、多少背負っている。

「あの子」の世界の種だから。


ゼロス「…神無ちゃん?」

「驚いた…。
貴方も真面目なこと言うのね。」

ゼロス「ちょっ、それどーいう意味!?」

「普段の言動のせいだよね〜」

ゼロス「何だよそれー、俺さま傷ついたー!」

「アニスや響季に癒してもらえば?」


ゼロスはノリがいい。
その点はとても好きだ。


「まぁ、ゼロスもコレットも不思議な光が包んでるのが見えるけどね。」

ゼロス「え、
ちょっと、そんじゃアンタも世界樹に奉じる神子か!?」

「違うよ。
世界樹と接点があっても私は神子じゃない。
もっと別の存在。」

ゼロス「それって…」

「秘密vV」


にっこり笑って、私はその場から逃げた。


ゼロス「あ、おい!?
ったく、じゃぁなんだってんだよ…」



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