＊子猫シリーズ＊
□子猫シリーズ：猫か人か・・・どっちだ！？
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「それなんだけどね、僕が読んだ導きの天使の記述にちょっと反するかな、って思うんだ」
「どういうことだ？ラブ」
「ネコミミが有るにしろ、テイト君はフラウに拾われる前まで誰かに育てられていたのは確かだよ。それなら、言葉を使うことが出来ると思うんだ。生まれ育った環境に合わせて育つのなら、人の言葉は必然的に覚えるはずなんだ」
テイトがフラウに拾われたとき、ボロボロだったがテイトは子供服を着ていた。それも尻尾が出せるように穴をわざわざ開けられた。
「それと・・・テイト君あんまり表情に感情が出てないよね？」
「そういわれれば・・・」
「耳と尻尾で表現してるが？」
「んー・・・それは置いて、人に育てられたのなら人のように感情が表現できるだろうし、言葉も話せるはずなんだ。それが導きの天使の特性なんだから。導きの天使は生まれた瞬間から親に好かれるために親と同じ形を取り、愛されるように必死に身体でその環境を学び取っていくんだ。・・・でもテイト君はちょっと違うと思うんだ」