NARUTO

□繋がらない物語
1ページ/2ページ

「サースケッ」
「・・・あ?」
さっきまでの青が消え、代わりに黄色が俺の目の前に現れた
「ナルト・・・どうしたんだ?」
俺はその黄色の正体・・・俺の愛すべき、愛おしい金髪の名を呼ぶ
「カカシ先生が探して来いってさ、任務サボってどこ行ってんだーって」
あいつだけには言われたくないな。
「で、お前が来たわけか」
「おう。・・・なんか俺、サスケがどこにいるか、わかった気がしたから」
「・・・で、来てみたら本当にいたってワケか」
「うん」
それはつまり・・・
何らかで繋がっていると・・・
そう、自惚れしてもいいのだろうか・・・・
「・・・・いや」
「?」
ないか。そもそも、ナルトにそんな気はないだろう。
そうさ、ただの偶然に過ぎなかったんだ。
「サスケ?」
「なんでもねぇ、行くか」
俺はそう、立ち上がる
「え?あ・・・・」
進み始める俺についてくる気配がなく、立ち止まり振り返ると
ナルトはどこかボーっとした状態で空中を見つめていた
「ナルト?」
どうした?
そう続けようとしたとき、ナルトがはっと我に返る。
「な、なんだってばよ?」
俺は首をかしげながらも
「置いてくぞ、ウスラトンカチ」
その言葉で、ナルトは「あ」と小さくつぶやき、
小走りで俺のトコまで駆け寄ってきた。
そして俺らは並んで歩く。
そうさ・・・・
これでいいのさ・・・。




















サスケ視点で。次はナルト

朗EXT
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ