NARUTO

□繋がらない物語
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「・・・いた」
奴は芝生にねっころがり、空を静かに見つめていた
俺は小さく駆け寄って顔の上から見下ろして、名前を読んでやる
「サースケッ」
「・・・あ?」
サスケは目を細めると
「ナルト・・・どうしたんだ?」
そう言った。俺は用件を伝えてやる
「カカシ先生が探して来いってさ、任務サボってどこ行ってんだーって」
きっと「あいつにだけは言われたくない」とでも思っていうのだろう。
「で、お前が来たわけか」
え?・・・ああ
「おう。・・・なんか俺、サスケがどこにいるか、わかった気がしたから」
「・・・で、来てみたら本当にいたってワケか」
「うん」
サスケは少し無表情になってから
何かを考えるようにして
いきなり
「・・・・いや」
「?」
小さくつぶやく
一体彼は何を考えているのだろう
「サスケ?」
「なんでもねぇ、行くか」
そういってサスケは立ち上がる
「え?あ・・・・」
行かないで・・・・
とは続けられず、俺へはただ
虚しくその背中を見つめる。
ああ・・・遠い
・ ・・・そうだ。サスケは思っちゃいないさ。
こんなふうに・・・・俺がサスケを思うようにサスケは俺のことを・・・
「ナルト?」
いきなりサスケに呼ばれ、俺ははっと我に返る。
「な、なんだってばよ?」
ダメだってばよ・・・・
「置いてくぞ、ウスラトンカチ」
あ・・・・
そうか、俺はサスケを呼びに来たんだ。
サスケに先に行かれてどうする。
もう意味の分からないことを考えるのはよそう。
どうせ男と男というところからおかしいのだ
俺は小走りでサスケのトコまで駆け寄っていく。
そして俺らは並んで歩く。
そうだ・・・・
これでよかったんだ・・・。





















悲しめにちょいとやってみました
思いあってるのにその願いはかなわない・・・と
ちなみに俺はハッピーエンドのほうが好きですが
(だからなに
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