切なさと愛しさの間
□第四章 お久しぶりです!万事屋銀ちゃん!
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「・・・・・」
『ちゃんとした理由を教えてよ!!銀ちゃんさっき何か知ってる感じだったよね??』
「・・・その船の持ち主を知ってんだよ・・・」
『・・・だから??』
「・・・・・」
私が聞いても銀ちゃんは黙ったまま。
何で??
何でいきなりそんな事言うの??
銀ちゃんの知り合いだから駄目なの??
銀ちゃんの知り合いの所に行ったら私迷惑なの?
銀ちゃんなら快く頑張れって言ってもらえると思ってたのに・・・
黙ってた銀ちゃんに私は俯きながら口を開いた。
『私・・・明日・・・面接する・・・から』
「!!・・サリンダ!」
『銀ちゃんの知り合いの所に私が行ったら迷惑なんでしょ??だったら、銀ちゃんの事は知らない振りするから。』
「!!ちがっ!そういうつもりで言ってんじゃな『いいよもう』・・・えっ?!」
『銀ちゃんのこと見損なったよ!!・・・バイバイ・・』
「サリンダ!!」
私はテーブルに自分のパフェ代だけ置くとその場を後にした。
そして次の日、私は銀ちゃんの言われた事を無視して面接に行って、今に至る。