切なさと愛しさの間

□第四章 お久しぶりです!万事屋銀ちゃん!
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―・・

「ほら、イチゴ牛乳」

ポンとグラスをテーブルに置く銀ちゃん。

『あっ!ありがとう!』

私はそれを喉に通す。
あれから、私は銀ちゃんに誘われ、銀ちゃん家に来ていた。
私が部屋の中を見渡しながらゴクゴクイチゴ牛乳を飲んでいると目の前にいた銀ちゃんの視線を感じた。
あの何を考えているかよく分からないような死んだ魚の目で黙ってじーっとこっちを見ていた。

『?・・なっ・・何??』

「・・・いや、相変わらずイチゴ牛乳好きなんだな・・・」

・・・いえ、ただ久しぶりの再会に緊張しっちゃって喉渇いてただけなんですが・・・

『・・・うん・・。』

「あの頃と変わってなくてちょっと安心した・・」

『・・うん・・・。
・・・銀ちゃんも・・万事屋も変わってないね』

私が作り笑いをして言うと

「・・・まぁな」

と、銀ちゃんもフッと笑った。
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