crimson moon
□祭囃子
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お登勢から定食の乗ったお膳を受け取り、時音が食事を始めた
「使うか?」
無造作に土方がマヨネーズを時音の横に置いた
「うちの妹はそんなモノ使いません〜」
銀時が時音越しにいやそうな顔で土方に言った
「うるせー」
「お前ほどじゃない」
「あぁ?」
意味のない事でもめ始める二人。よくこんなに仲悪いのに隣に座っていたなと思うと苦笑いしか出なかった
「ねぇ、喧嘩しないで。今後の動きの話しづらいから…」
「何か動きあったのか?」
銀時が先に口を開いた
「うん。やつら集まり始めてるから…大体集合し終わったみたいだから、ご飯食べたら少し話すね」
「おぉ」
銀時と時音の会話を土方が隣で聞いていた
「土方さん、本当はお兄ちゃんと仲良しなの?」
「あぁ?」
開いた瞳孔がさらに開いた
そして銀時とハモるように返事が返ってきた
「「んなわけないだろ…」」
「そうなんだ…」
時音は苦笑いしながら呟いた
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