kingu
□第一廻幽霊と踊る男
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タッタッタッ
ま「はっはっはあはあ、くそっ!!塾のせいですっかり遅くなっちゃったじゃないか!これじゃ終電に間に合わないよもう・・・・・・!、ん?そうだ!たしかこの墓・・・!まっすぐつきぬければ駅まで近道だったはずだ!ちょっとヤなカンジだけどこうなったら行くしかないからね・・・!」
葉・リ『「そこのお前・・・何をそんなに急いでいるんだ・い?」』
ビクッ
ま「!?え・・・!な・・・、(なんだアイツ達・・・!?こんな時間にこんな場所で二人ぽつんと一体何をやってるんだ・・・!?まさか・・・!幽霊・・・!?)うわっと!そんなバカなこと考えてる場合じゃなかった!今日は、録りたい番組もあるってのに!」
葉・リ『「待ってっつってんだろ」』
ま「!」
リ『今日はこんなに星がよく見えるんだせっかくだからお前もこっち来きなよ』
葉「みんなで眺めようぜ」
ま「(なんだコイツ?おかしな奴等だな)星!?星なんか見て何に何のさ、それに君達文法が変だぞたった三人でみんなだなんて」
トン
葉・リ『「いいやみんなさ・だよ』」
ドロン
葉「この墓場のな!」
リ『・・・(にっこり)』
ま「!?」
リ『おっとそう驚かないでよこいつらみんな友達なんだ』
葉「いつまでたっても成仏出来ないろくでなしばっかだけどな・・・!」
葉・リ『「ん?どうかした?』」
ブッ
ま「ぎっぎゃあああああ」
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ま「だから本当に見たんだってば!!、あの墓地で!幽霊が!、星見ながらワイワイやってたんだよ!そりゃぼくだってこの目を疑いたいさ!!」
くわっ
「オレはお前の頭を疑うぜ―――まん太よ―――」
ま「うほっ!?」
「幽霊なんてんなもんいるわけねーだろ」
「どうせ何かの見間違いでしょ」
「お前、勉強のしすぎで頭疲れちゃってんじゃねーの?」
「いやっつーかこいつは霊に憑かれてるんだろ?」
どっ
ま「何いい!!」
ガララ―
先「うるせェぞ何さわいでんだ小山田!H・R始めっから席に戻れコラ」
ワイワイガヤガヤギャハッハッ
先「・・・あ―・・・つうわけで今日はテメェらに突然の知らせがあるんだが―」
ま「(ったく!!じゃあ昨日のアレは一体なんだってんだ!?夢でも見たってのか!?)」
先「転校生の麻倉葉くんとリカコくんだ」
※リカコは男装してます声はハオです
ざわっ
先「・・・あ―彼達は家の事情で単身、出雲からやって来たそうだっつうわけでテメェらもいろいろ面倒見てやってほしいって・・・んん!?なんだ小山田変な顔して」
ま「・・・こっここここいつ達だあ―っ!みんなッ!こいつ等だよこいつ等が例の幽霊男さ!」
ざわっざわざわざわ
「ゆ・・・」
「ゆうれいおとこ・・・!?」
葉・リ『「・・・・・・・・・・」』
葉・リ『「幽霊なんているわけないだろっていうかお前誰?」』
どっ
バンッ
ま「何いい―――――!!?」
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「なあもういいだろまん太よ―、転校生もあ―言ってるんだし昨日のことはきっとなんかの・・・」