炭酸紅茶ブレンド
□レイトン教授と悪魔の箱
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第一章 必然的な始まり
「銀さん、先生を追いかけましょう」
「はぁ?」
徹夜でレポートを採点し、疲れ果てた身体でリビングに行く銀時にアロマがそう言った。
何でと尋ね前にアロマが銀時の荷物が入った鞄を渡し、訳もわからないまま家を後にしたのだった。
「つまり、テメーはどうしてもレイトンのそばにいたいからこっそり、ついて行くてか?」
後を追いかけながらアロマは自分の気持ちを正直に話すと銀時はため息をついた。
「まあ、アイツは女に優しいからな」
「それでも私、先生と一緒に行きたいんです!」
ぎゅっと手を握り締めてレイトンを見る銀時はしゃーねぇなあと呟く。
「せっかくだ、付き合ってやよ」
「ありがとう、銀さん!銀さんも置いてけぼりは嫌ですよね」
「はぁ?」
アロマの言葉に銀時は耳を疑い、唖然と声を漏らした。
「あっ、移動しましたから行きましょう」
「ちょっ!?」
銀時の言葉を無視して、アロマと共にレイトンとルークの後を追いかけたのだった。
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