02/01の日記

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2013.01
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2013年1月の読書メーター
読んだ本の数:21冊
読んだページ数:6719ページ
ナイス数:907ナイス

陰の季節 (文春文庫)陰の季節 (文春文庫)感想
表題作のみドラマ版視聴済みの状態から初読。ちょくちょく見え隠れする二渡さんの影が印象的なのはそのせいか。警察の中で登場人物や舞台を変えつつ、いわゆる「事件」に関わらないところが目に新しく、面白い。たびたびダッシュで導入される登場人物の声が特徴的だったと思う。
読了日:1月30日 著者:横山 秀夫
バッテリー (角川文庫)バッテリー (角川文庫)感想
巧の気持ちや焦りがとてもリアルに感じた。認められたいし、他の人よりも自分のことを見て欲しい。自分にはそれだけの価値があると思っていたいのかな、と思った。豪は良くも悪くも、巧とは違う考え方を貫きそうなので、お互いどう影響を与えあえるのか、変わっていくのかが楽しみ。
読了日:1月27日 著者:あさの あつこ
県庁おもてなし課県庁おもてなし課
読了日:1月26日 著者:有川 浩
R.P.G. (集英社文庫)R.P.G. (集英社文庫)感想
ネット上での擬似家族。その感覚は、きっと昔よりも今のほうが身に覚えがあるのかもしれない。それでも、越えてはいけない部分は確実にあって、どこかで現実と折り合いを付けて、現実とネットとの距離をつくらなければいけないのだと思う。
読了日:1月25日 著者:宮部 みゆき
楽園のカンヴァス楽園のカンヴァス感想
絵画にはあまり興味はなかったけれど、素直に面白かった。絵画に関わることは、ただその絵そのものに関わるというだけのことではないんだなと思った。絵も、小説も、人が作り出したもので、だからもしかしたら、それらに関わることは人間に関わることと同じなのかもしれない。今度機会があったら、織絵と同じものを見ることはできなくとも、美術館にも足を伸ばしてみたいと思う。
読了日:1月24日 著者:原田 マハ
永遠の0 (ゼロ)永遠の0 (ゼロ)感想
救いのない戦争描写に何度やめようと思っても、途中で本を閉じられなかった。戦争を知らない世代だからこそ、触れていく必要のある過去があると思った。
読了日:1月23日 著者:百田 尚樹
七つの海を照らす星七つの海を照らす星
読了日:1月23日 著者:七河 迦南
夜行観覧車夜行観覧車感想
本当に現実味があって、こわかった。何かが起こるきっかけなんて、どこにあるのか家族にだってわからない。家族だって他人にかわりがない。親の言動の裏にあるのが本当に子供への愛情なのかそうでないのか、子供はどうやって見分ければいいんだろう。期待が見えれば気負うし、見放されたと思えばつらい。親にそんなつもりがないと分かっていても、何かしら報いたいと思う。今の私は「子供」の立場からしか読めないけれど、いつかもっと先、大人になってからもう一度読みたいと思った。
読了日:1月17日 著者:湊 かなえ
神様のカルテ 3神様のカルテ 3感想
前巻での古狐先生の退場を惜しむも、進藤先生・小幡先生と布陣が固まってきたかと思った矢先の別離。集って離れてゆくのは、患者さんも彼らも同じなのだなと思った。けれどきっと、本庄病院に残せたものは沢山あるはずだし、みんなからもらったものも沢山あると思う。読んでいて、言葉が重い。前2巻もそうだったが、気づかされること、考えさせられることの多い本だった。
読了日:1月16日 著者:夏川 草介
神様のカルテ 2神様のカルテ 2
読了日:1月15日 著者:夏川 草介
神様のカルテ神様のカルテ
読了日:1月12日 著者:夏川 草介
光媒の花光媒の花感想
過去と現在とを行ったりきたりしながら、少しずつ物語が重なっていくのが面白かった。「世界の閉じ込めかた」が印象に残っている。また姉に背中を押されつつも、母や自分と向き合った弟も印象的だった。
読了日:1月11日 著者:道尾 秀介
NO.6〔ナンバーシックス〕完全ガイド (YA!ENTERTAINMENT)NO.6〔ナンバーシックス〕完全ガイド (YA!ENTERTAINMENT)
読了日:1月11日 著者:あさの あつこ
神去なあなあ日常神去なあなあ日常
読了日:1月10日 著者:三浦 しをん
彩雲国物語 彩なす夢のおわり彩雲国物語 彩なす夢のおわり
読了日:1月9日 著者:
彩雲国秘抄  骸骨を乞う彩雲国秘抄 骸骨を乞う感想
当初買おうか迷っていたが、これは買って読んでよかった。悠舜・旺季と続けざまに涙を誘われ、晏樹の独り語り、さらに劉輝と秀麗もにも胸を打たれた。先を読むのが空恐ろしいほど、表紙をまともに見られなかったほどに、劉輝が失っていくものが痛かった。静蘭たちが少しずつ変わっていくのとともに、劉輝もまた変わっていく。支えられて変わり、その変化が支えたものたちを変える。こんな風にしてこの先も彼らが続いていったならいいなと思った。切ない(というのが適切か、それとも暗い?)話が多い中、最後の国試組には不覚にも和んだ。
読了日:1月9日 著者:雪乃 紗衣
彩雲国物語  紫闇の玉座(下) (角川ビーンズ文庫)彩雲国物語 紫闇の玉座(下) (角川ビーンズ文庫)感想
何度逃げても、逃げても、大事なところで踏みとどまれること。自分で選ぶということ。自分以外の人をまず第一に守ること。人の言葉をちゃんと聴くこと。ちゃんと自分と、自分以外の人と、世界と向き合うこと。とても難しいけれど、最後にはやってのけた劉輝。本当に、彼は強くなれたと思う。彼自身の素質も少なからずあるだろうけれど、秀麗をはじめ周りの人々の支えも大きかったのだろうと思う。
読了日:1月8日 著者:雪乃 紗衣
彩雲国物語   紫闇の玉座(上)   (角川ビーンズ文庫)彩雲国物語   紫闇の玉座(上)   (角川ビーンズ文庫)
読了日:1月6日 著者:雪乃 紗衣
彩雲国物語 蒼き迷宮の巫女 (角川ビーンズ文庫)彩雲国物語 蒼き迷宮の巫女 (角川ビーンズ文庫)
読了日:1月5日 著者:雪乃 紗衣
彩雲国物語  暗き黄昏の宮 (角川ビーンズ文庫)彩雲国物語 暗き黄昏の宮 (角川ビーンズ文庫)
読了日:1月5日 著者:雪乃 紗衣
黄金を抱いて翔べ (新潮文庫)黄金を抱いて翔べ (新潮文庫)感想
侵入計画を立てていたあたりは、描写が細かいにもかかわらず何故かうまくイメージを思い描けず、思いがけず読み進めるのに苦労した。春樹、モモ、ジイさんと最後怒涛のように布陣が崩れていきそうで、一気に物語が加速したような気分になった。冒頭からラストまで一貫して、緊張感が見え隠れしていたような気がする。高村さんは4作目だが、初期の作品だからか、地の文の雰囲気が今まで読んだもののほうが硬質に思えた。かといってこちらが柔らかいという表現は何かが違う気がする。静かな雰囲気の底に、まだ何かがある気がしてならない。
読了日:1月4日 著者:高村 薫

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