*ダイヤのA...short
□◎こんたくと
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「うっわ...風つえええ」
「砂、超飛んでるし〜御幸、中はいろ」
「でも来ちゃったから♪」
「えええええ・・・」
昼休み。
彼氏の御幸と
お弁当を持って屋上にやってきた。
でも思いのほか風が強く、
砂埃が飛んでいた。
「タンク室の裏なら砂大丈夫じゃね?」
「あ、そだね」
言われるままタンク室に身を隠す。
御幸はコンビニの袋を
乱暴に置くと
髪の毛を掻き分けた。
真っ青な空なのに
舞っている砂・・・
なんて不自然なんだろう。
私も御幸の横に座ると
お弁当をあける。
「いただきます」