セキレイ二次

□いばらの王子様 2
1ページ/2ページ


「・・・・で、どうする?」
風花によって絡みついたツルを切ったまでは良かったが、草野以外の皆人のセキレイ達はいばらの城を前に立ち尽くしていた。

「中に二人がいる以上、僕の炎で燃やすわけにもいかない」
「おのれ草野め、決闘の邪魔をしおって・・ しかも今ミナトと二人きり、じゃと・・」
「月海、自業自得だからね。カッとなって水出さないでよ。これ以上成長されると困るから」
「うぬう・・・・」
「なんとかして、中の二人の様子が判らないかしら。それならやりようもあるんだけど」
「風花たん!そんなときのためにこの松がいるのですよ!」
松が唐突に会話に割り込んできた。
「え、松にそんな能力あったっけ?」
「ふふん、焔たん、こういうこともあろうかとみなたんの服にマイク付き盗聴器を仕込んどいたですよ。双方向の通信が可能です」
「・・・・本来の目的が気になるけど、今役に立ってるからいいとしよう」
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ