もう一度最初から

□プロローグ
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……あれ?


ここどこ?……

なんでだろう……ちょっとボーとするかも

キョロキョロと辺りを見ると背景は真っ暗で何処までも広がっていて、ただ俺が倒れていたところの近くに地球のように丸く青色の球が宙に浮いていた。
それ以外何もない。




俺はその球が凄く気になってその球に近づいて触った。



すると………

頭に雷が落ちたみたいに頭痛がきて立っているのも辛く座り込んだ。

記憶を無理やり頭の中に入れる感じて…俺はただ頭痛がなくなるまで座り込んだままだった。





何時間経ったのだろう…いやもしかしたら何分間だったのかもしれない…
しかし俺にとっては何時間と続いたような気がした。

しかし…記憶が戻っていたのだった。





あぁそっか…
俺……事故に遭って……





“そうだね…あなたは子どもが車にひかれそうになったのを助けて………死んでしまった。”



俺の後ろから声がして振り返った。するとそこには……


少女が立っていて隣にはゴールデンレトリバーがいてその犬の頭にコウモリの羽が背中に生えている白い猫が座っているのだ。


けれど……


『かわいい!』


と言って猫に近づいて撫でたが猫は逃げるため羽を使って飛んだ。

“ちょっ!さっきやっと毛並みそろえたのに!”


…………!



『しゃっ喋った!スゲー!』


ビックリしたが猫が喋っているのに感動してもう一度撫でた。

すると猫と彼女の方がビックリした表情になっていたのだ。




あれ…俺変なこと言ったかな…?

俺があたふたしていると猫が喋った。




“あんたが初めてだよ…俺を見て逃げなかったのわ”

『うぇ?』

まだわかってないのか俺は頭の上に?がいっぱいだった。

その会話が面白かったのか彼女はクスクスと笑っているのに対して猫は顔を真っ赤になっていて彼女に怒って喧嘩しているが一歩敵に怒っているのは猫の方だ。

俺は近くにいる犬を撫でながら彼女らをふと見てみると人間なんだけど何だろう…?
人間には無いオーラと言えばいいんだろうか…
そのオーラがあった。


ちょっと待てよ…俺死んだんだよね……


『あっ!』


俺が急に大きな声を出したのでさっきまで喧嘩していた彼女達がピタッと止まってこちらを見た。



“急にどうした?”


皆も同じ意見なのか彼女はコクッとうなずいて犬はワンと吠えた。


『あのー…?子どもと運転手の人は無事だったんでしょうか?』



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