もう一度最初から
□初めまして
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「「雅ーーー!朝よー!!」」
『うー……ん…後1時間』
1階から大声で呼ぶが、まったく起きる気配はない…
「まったくあの子は…ハァー」
呆れ果てていると“ワン”と子犬が吠えた。
「サクラどうしたの?雅を起こしに行ってくれるの?」
あっているのかもう1度吠えた。
“ワンワン”
「ありがとう!助かるわ」
サクラという子犬は2階に上がっていって雅と書いてあるプレートがぶら下がっている部屋に入って吠えた。
“ワンワン”
『もう少し…』
起きる気配はまったくないのでサクラは雅の上に乗った。
『グッ!起きます起きます!』
雅はビックリしてガバッと起きた。すると女の子のパジャマを着ていて焦ったが…
あぁ…そうだ俺女の子になったんだ…
あれ?何で女の子になったんだっけ?
“ワン”
雅はハッとして現実に戻った。
サクラは雅の上に乗っていて目をキラキラして見つめている。
『おはようサクラ♪』
頭を撫でた。すると気持ちよさそうにしてる。
『さてと着替えて下に行きますか!』
サクラは俺から下りてカーペットの上にちょこっんとお座りした。
俺はベッドから出てクローゼットの中にある服に着替えた。
『サクラどうかな?似合ってるかな?』
“ワン”
『良かった…じゃ下に行こうか』
雅達は1階に行った。
“彼女と彼の記憶もちゃんとあるみたいだね。”
“えぇ、じゃなきゃ混乱するでしょ?”
“まぁ…そうだね。さて俺も行きますか”
雅達が居なくなった部屋に少女と白い猫が居た。
『お母さんおはよう!』
と言いながら席に座った。
「おはよう!早くご飯食べないと遅刻するわよ」
時計を見てみると遅刻ギリギリの時間だった。
『ヤバイ!いただきます!』
ガツガツと急いで食べている。
“はいサクラご飯よ♪”
お母さんはサクラの近くにご飯を置いた。
サクラは嬉しいのか尻尾を振ってガツガツとご飯を食べている。
「ウフフ♪」
お母さんは美味しいそうに食べているサクラを見て嬉しいそうだ。
“…ぁ…相…ぃ紀さんがお亡くなりになって……”
「あら嘘!私ファンだったのに…」
テレビからニュースが流れていたが興味はなかったので聞かないで朝ご飯を食べている。
「雅そんなに急いで食べたら…」
『グッ!』
お母さんが心配そうにしていたことが現実におこった。
雅は喉が詰まったのか苦しんでいる。
お母さんは雅に水を渡したら雅はその水を飲んで詰まっていた物がスルッと通った。
『ハァ…ありがとうお母さん助かった。』
「まったく!あんまり心配させないでよ?」
お母さんは雅の頭を撫でた。
『ごめんね…』
「いいわよ。それより早く行かないと本当に遅刻するわよ?」
『ヤバッ!ごちそうさま!』
玄関に行って靴を履いているとお母さんとサクラも来てくれた。
「雅、サクラいってらっしゃい!」
お母さんは手を振った。
雅もお母さんに手を振って。
『行って来まーす!』
“ワン!”
雅とサクラはドアを開けて外に飛び出した。
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