もう一度最初から

□もう笑うしかない
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『「「わーーーー!」」』


今俺達は走っています。
なぜかと言うと…


ファンの皆さんに見つかってしまった大ちゃん達が走ってきたが、しかし俺達は急に大勢の人達が来て何も出来ずにいて大ちゃん達と一緒に走っている訳であり…


「リーダーのせいですよ!」

「ごめんね〜」


待って…私が迷子になって道を聞いたから悪いのに大ちゃんが怒られる事はない私が怒られるべきだよね!

『二宮さん私が迷子になって大ちゃんに道を聞いたんです!私が怒られるべきなんです!』


「わかりました…けど今どうするか考えましょう!」

「そうですよね…」


うーん…何かないかなぁ……ん?


雅はカバンからサクラが覗いているのを見た。

そっか!



『サクラ頼むよ!』


俺がそう言った瞬間サクラはカバンの中から飛び出してファンの前で吠えた。

“ワン!”


ファンは急にサクラが吠えたことにビックリして止まった。



「今の内に走って控え室に逃げましょう!」








「ここが控え室です!」


ニノが指をさしたドアに皆は入った。

「「『ハァハァハァ…』」」


息が苦しいのか雅と菜々美はその場にペタリと座り込んでニノと大ちゃんは膝の上に手を置いて息を整えていて皆喋れない状態だった。

ハァ〜…久しぶりに走ったって感じだよ…


「お〜お帰り」


雅と菜々美はまた知らない声が聞こえてきてビックリしているしかも怒っている声だった。


何でだろう…何度も怒られて聞いたことあるんだよね……まぁ店長に怒られてばっかだからかな?
俺思わず正座しちゃったよ…あっ菜々美ちゃんも正座してる。


「すいません、リーダー捜してたらファンの人達に見つかって…逃げてきちゃったんですよ」


「凄かったんだよねぇ〜……雅ちゃん何で正座してるの?」

『全部俺が悪いので正座しています…』


「雅ちゃんは悪くないよ〜ね♪」


『いいえ!俺が悪いんです。煮るなり焼くなりして下さい。』


「私も悪いんです!」

雅と菜々美は頭を下げた。

「さすがにそこまでしないよ…それにニノとリーダーに巻き込まれたみたいだし」


「そうですよJはそんなことしませんよ」


「そうだよ〜ほらほら雅ちゃん立つ」


大ちゃんは俺と菜々美ちゃんの前に手を出してくれて、その右手に俺の手を載せ左手に菜々美ちゃんの手を載せて大ちゃんは俺と菜々美ちゃんを立たせてくれた。


『ありがとう大ちゃん!』
「あっありがとうございます!」


「えへへ〜♪えっと?菜々美ちゃんだよね」


「はっはい!わーー大野さんに私の名前を言ってもらちゃった!」


「へぇー菜々美っていうんだ」


「はい!で隣にいるのが櫻葉雅です」


『よろしくお願いします!』

俺は頭を下げた。


「よろしく、まぁ菜々美ちゃん、雅ちゃん好きによんでよ」

『えへへじゃ〜松潤で♪』

「じゃ私も♪にひひひ」

「じゃオイラも〜」

「じゃ私も♪」

「いやいや…リーダーとニノはもともとよんでたじゃん!」



『「「ふっはははー!」」』


菜々美ちゃんやみんな…すごく楽しそう……良かった良かった♪
うーんサクラ大丈夫かなぁ?……今出ても大丈夫かなぁ?

菜々美と智と潤が喋っている中雅はがキョロキョロしているとニノと目があった。


「どうしました?」


『え〜と今出ても大丈夫かなぁと思いまして…』


「まぁ大丈夫だと思いますえーと子犬のお名前は…」

なぜサクラを捜しに行くのがわかったんだろう?


『サクラです、すいませんサクラ捜しに行ってきます!』


雅がドアに向かって走り出した。

「サクラちゃんには助けてもらいましたから俺も手伝いますよ」


二宮もドアに向かって歩いて雅の肩に手を置いた。
雅はその言葉が嬉しいかったのか微笑んだ。

『ありがとうございます!』


「いっ…いえ」


二宮はビックリした顔した。


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