long story.

□last Emperor.
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「………お前…今日から“軍学生”だろ…初日から遅刻する気か!?」


ドアを蹴破る勢いで部屋に入ってきたホンロンの声はいつも以上に低い…。


「………今…何時…?」


「午前7時。一応、余裕みて起こしてやったが明日からは知らんからな」


「………ごめん」




“軍学生”…帝都ジンウォン運営の軍事学校の生徒、の略。

毎年、夏期と冬期に入学試験が行われ無事パス出来れば軍人のタマゴとして入学が許可される。

俺も軍人であるホンロンと並びたいばっかりにホンロンの反対を押し切って試験を受けた。

きっと…多分、かなりギリギリだったんだろうけどなんとかパス出来たわけで。

今日から冬期生としてのスタートを切る。


「早くしないとチュエンが迎えに来るんじゃないか?」


………チュエン…?

聞き慣れた名前に俺の手が止まった。


「なんだ…知らなかったのか?アイツ、お前が心配だ、とかで軍学受けて通ったらしいぞ」
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