short 

□ちょうどいい温度♪
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ガチャ

「ごんべー♪邪魔すんぜー!!」

「邪魔する」

私はリビングのソファーでテレビを見ながらくつろいでいると、
ドカドカとふたりの男が私の家に入り込んできた。


『邪魔するなら帰って』

折角ひとりで静かな時間を過ごしてたのに・・・。


「いつものことだからいーだろ??」

「いつものことだがすまないな」


『はぁ・・・』

こいつらは私のお隣さんの晴矢と風介。


201号室の晴矢、202号室の私、203号室の風介。


私達はずっと同じマンションで育ってきた幼馴染。


「んなことより新しいゲーム買ったからやろーぜっ!!」

晴矢は私の目の前にゲームのソフトを見せてきた。


『またゲーム!?・・・しかもバトルするやつじゃん』

「んだよー・・・楽しいだろーが!!」

そういって晴矢は私のプレステ3に勝手に
セットしだした。


晴矢はゲームが大好きだ。いつも私の家に来て無理やり相手をさせられる。

『私じゃなくて風介とやればいーじゃん。
なんでいつも私なの??』


「風介はダメだ。あいつアイス食うからって
相手してくんねーもん」

風介をみると、私の隣に座り、黙ってアイスを
頬張っていた。


てかそのアイス、私の・・・;;

「なんだ、食いたいのか?」

風介は私の視線に気づきそういった。


なに、さも自分のアイスのかのようにいってんだ、こいつは;;

『い、いいよ;;風介食べな?』


そういうと風介は再び食べることに専念した。

「おっしゃ、ごんべやんぞー^^」


晴矢はプレステ3のリモコンを私によこし
風介とは反対の隣に腰をおろした。


「オレとごんべは同じチームで敵はこいつらな?」

今日は同じチームなんだ。



数分後

『あぁーー!!死んだぁ・・・』

「ごんべ!!あとはオレがやってやるから
見とけっ」


私はリモコンをテーブルに置き、晴矢VS敵(1対2)
の対戦を見ていた。


てか・・・

晴矢あつっ!!ゲーム熱心にやりすぎてなんか汗掻いてるし・・・;;

「おりゃっ!!くらえっ!!」


しかもなんか燃えてるよ!?

晴矢なんでそんなに熱くなれるの??

たかがゲームに・・・;;




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