夢の扉

□君の体温
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「私は…静雄さんが大好きです!」そう言って彼女は微笑んだ                                                                                  俺も名無しさんの事が好きだったあいつは臨也の野郎を好きだと思い諦めていた…断る理由何てなかっただから「…俺もお前が好きだ」そう言えば名無しさんは嬉しそうに泣いた                                                                 俺は後悔した何故伝えてしまったのかと…伝えなければ変わっていたかもしれない                               「名無しさんが切り裂き魔にやられた!?」何でだあいつらはもう出ないはずだったとにかく俺は病院に行く事にした―「大丈夫か!名無しさん!」名無しさんは起き上がりこう言った「貴方をもう愛していません」##NAME
1##の瞳は赤かった怖い位に赤かった「何言って…「貴方を…もう‥愛せません」赤い瞳から涙が流れる「…名無しさん」同じ言葉を繰り返す名無しさん赤い瞳から涙を流しながら繰り返し繰り返し…「愛せ…なっ‥ちが‥」そして名無しさんはベランダに走り「名無しさんっ!!」「静雄さんを…」何かを言いかけたのも束の間名無しさんの体は下の方へ飲み込まれっていった…その時心の中で愛してると聞こえた気がした―その後名無しさんは手術室に運ばれていった俺はある俺の所に向かい走っていた                                                                            「…手前ぇ」「何かな…シズちゃん?」「お前の仕業なんだろ?」「そう睨まないでよ、まぁ違うとは言い難いけど…まさか飛び降りるとは思っていなかったよ」―許さねぇ許さねぇ許さねぇ近くの自販機を手にしようとした時ケータイがなった「…もしもし‥!!」名無しさんが最後に会いたがっているそう連絡があった「…手前ぇはぜってぇ許さねぇ、絶対ぶっ殺す」                             「…飛び降りるなんて‥ねぇ」臨也は笑い…自分の手にナイフを打ち付けた「ただ俺の物にしたかっただけなのにさ…」                                                                                                              俺が病院に着いた時名無しさんはもう息を引き取っていた…ベッドに眠る名無しさん駆けつけた知り合いは皆泣いていた「…名無しさん」俺はそっと名無しさんに口付けた…「冷てぇ…うっ‥くっ‥あぁぁあぁぁっ」                                                                                                                       君の体温                もう二度と感じることの出来ない温かさ。   

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