保存用-狭霧

□Log1
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Lento 学パロ



「漢字読めんったい・・・」
「めげるなんてらしくないね・・・って、君自分のレベルに合った勉強の仕方分かってないだろ!?」
サファイアがにらめっこしている漢字の問題集は明らかに一般向け。
要するに、基礎がある人向けのもので、基礎のないサファイアにはお手上げのものだ。
「でも簡単って書いてあったとよ・・・」
言い返すこともなくしょげているサファイアの肩にぽん、と手を置いた。
「暗い顔してると出来るものも出来なくなるよ。・・・顔上げて」
藍の瞳が紅を見た。

「問題集なんかいらない。急がないでゆっくりやれば良い。・・・僕が教えてあげるから」

ぱぁっと明るくなった顔に安心する。
「それとね、サファイア」
「?」


「       」


「なッ、ななななッ、何言っとーと!?」
「え?ありのままの事実」
「ルビ――――!!!」
真っ赤な顔で叩いてくる少女をからかいながら、どう漢字を教えていこうか少年は幸せそうな顔で考えていた。



“出来ないって暗い顔よりも、頑張るって明るい顔の方が僕は好きだよ。――きっと君に似合うと思う”











*****
Logと題のつくものは全て狭霧が書きたいものの消化文になります(笑)
今回書きたかったもの
・ルサ
・「僕が教えてあげるから」
・「きっと君に似合うと思う」
でした

・・・ルサ一発目がこれって・・・

狭霧

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