御本


□文
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題:海底salvage

嘘みたいに身体が沈んで
冷たい水が僕を包む
こぽり 最後の空気が口から漏れる

不思議と苦しくは無いんだ
むしろ陸より楽な位だよ


夜の空が此処から見える
もう 空気は出ないよ

別に、しんだって構わないんだ
何もかわらないから


何の気無しに伸ばした右腕
誰かに掴まれて。

僕を引っ張り出した
君があまりに泣くから

もう少しだけ生きていけると思った。

少しだけ息苦しくても
君のとなりなら

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