御本
□文
8ページ/16ページ
題:海底salvage
嘘みたいに身体が沈んで
冷たい水が僕を包む
こぽり 最後の空気が口から漏れる
不思議と苦しくは無いんだ
むしろ陸より楽な位だよ
夜の空が此処から見える
もう 空気は出ないよ
別に、しんだって構わないんだ
何もかわらないから
何の気無しに伸ばした右腕
誰かに掴まれて。
僕を引っ張り出した
君があまりに泣くから
もう少しだけ生きていけると思った。
少しだけ息苦しくても
君のとなりなら
→
次へ
←
前へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ