時をかける少女

□夏休み@
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…―憂鬱な夏休み。―…




昼休み。

木陰のベンチに

真琴と千紘と友梨

3人が座る

真琴がいつもと変わらないパンを食べる。

グランドでは千昭と功介がふざけ合っている

『あのさ』

「「ん?」」

『あたし用事あんの思いだした』

「まじ?」
真琴が残念そうに言う

『じゃ』

「あとでね〜」
友梨が手を振りながら言う

私は一度も振り向かずに屋上へ走った

友梨から相談されてから何度か協力してる

さっきも友梨が幸せそうに千昭くんを
目で追ってるのみてその場から逃げた

『は〜』

「どうしたんだよ。ため息なんかして」

『へ?!』

「んな驚かなくてもいいだろ」

私の目の前にはさっきグランドにいたはずの
千昭くんがいた。

そして隣に座る

「悩んでんなら言えよな」

『う、うん…』

「てかよー最近早川さんよく俺らについてくるよなー」

『そうかな』

「あれだ。功介狙ってんな絶対」

(汗)違うよ千昭くん狙いなのに

なんて言えない…

「ったく俺よりモテやがって!顔なら負けてねーと思うんだけどなー」

自分で言うかな普通…
おもしろいなぁ

「そう思わねぇ?」

『え?あ、うん』

いきなりで驚いた;

「だよなー」

ドキッ

「?顔あけーぞ?」

『暑くてさ;』

近くで見た笑顔はいつもより
可愛いと思った



「そっか」

その後チャイムがなり
2人で教室に戻った








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