銀月短編集

□一人で見るビデオには気をつけろ!
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六股編で騙され

あいつらになにか復讐出来ることはないかと考えていた銀時だったが
どうにも思いつかない


仕方なくビデオを見て弱点の一つや2つないかと探っていた時である


「フフ そうか
おいしいかもっと
食べなんし」
「おかわりなら
幾らでもあるぞ」

そのシーンは同棲を始めた最初の夜
月詠が鍋を用意してくれた場面


銀時の手は自然と一時停止ボタンを押していた


そしてボタンと共に思考停止し

回復までに三分を要した







……なんじゃこりゃあああっ!!!

月詠が笑ってる?!

嘘だろ?
しかも微笑むとかいうんでなく?!

あの美人だが無愛想100%な女が!?



何回も見直す


確かに俺に向かって笑っているっ!!!



「もったいねぇええ!」

銀時は盛大な溜め息をつきながら一人
部屋の中で身悶えたのだった

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