寂しがりやのお姫様
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「あー腹へった〜」
「うわ!すげーうまそーっすね!」
丸井、切原を先頭にみんなが食堂に入ってくる。
『あ!お疲れさま。えーっと、量が多いもの、って言われてたから、カレーにしてみたんだ。あとは二種類のサラダ』
「デザートには、萌亜特性フルーツポンチがあるからね!」
幸村たちを出迎えた世良たちは、さっそく料理の説明をする。
「部長!早くたべましょーよ!」
切原の言葉でそれぞれが席につき食べ始めた。
『あっ、仁王くんちゃんとサラダも食べて!せめてこれぐらいは…、ね』
「わかったぜよ」
『赤也、そんなにあせんないでいいよ。いっぱいあるんだから』
「いや、もたもたしてると丸井先輩に全部食われるっす!」
「おかわり」
「え!?ブン太早っ!ちょっと待ってて」
世良と萌亜は食べることとりもまわりを気にして声を駆け回っている。
ちらりと萌亜の方をみた世良は丸井たちの方は任せておこうと思い、幸村の元へ向かった。