徒然会話・小話(鬼灯学園パロ)

□2020年年末、学園寮の風景☆@はっちょ脳内(笑)
2ページ/2ページ




衣羅「?おうさん一筋のみぃさんが?おうさんを?ご自分以外の男性に会わせたい、と??」

桜「………意外だな……」
胡桃「意外ですねぇ…」
柘榴「みぃちゃんがそんな事言うだなんて…」
小毱「その時何か変な物でも食べてたの?彌土クン」

彌土「いやだってさー、今ではこうやって周りに“チカラ”持ってる奴ばっか集まってるから桜華も安心してほんと楽しそうに出来てるが、当時は全くそんな事なくてむしろ何処となく生き辛そうにしてるように見えてなぁ…」

『………』

桜華「……………」

彌土「なのにそんな境遇なのにそれでも常に前向きに明るくいようって。必死に健気にずっと笑顔絶やさないようにして俺みたいな奴にも明るく笑いかけてきてくれる桜華に俺も何かしてやりたいって……思った時に、“ああそうだ他の“チカラ”持ってる奴紹介してやれば桜華も少しは“自分と同じ奴が居るんだ”って事が実感出来て少なからず肩の荷が降りるんじゃないか”なぁってな。思ったから」

朝霧「……?でも彌土さんも鬼だし“チカラ”持ってるんだから既にその役目果たしてたんじゃないの?何で更に“他の”ひと?」

小毱「確かに……彌土クンじゃダメだったのそれ?」

彌土「あー…俺自身は当時桜華に心配ばっか掛けてたからなぁ。だから桜華も俺の前だと俺を安心させる為に気を抜かない……や、“抜けない”だろうなと。思ってな。だったら俺以外の奴をって、思ったんだ」

桜華(………そんな事ないんだけどな…)

朔馬「………。」

彌土「んでその時最初に思い浮かんだのが何故か朔馬だったんだよな。ほんと何でか…」

朔馬「ソレ俺以外に該当する奴が居なかったってだけの話だろ?アンタ荒れすぎて周りの人脈ほぼ皆無だったし」

彌土「まぁそれもある(笑)」

桜「…………」

彌土「でもまぁ…お前なら、って、いうか。お前以外に選択肢が無かったのは事実だがでも当時の桜華にお前は正に最適な存在なんじゃないかって、思ったのも事実だよ。“チカラ”持ってる事に悲観なんか一切無くてむしろそんなのどこ吹く風で飄々として完全気の向くまま楽しく過ごしてるお前みたいな奴を見れば、桜華も。少しは張ってた気が和らぐんじゃねぇかなーって。そん時俺思ったんだよなぁ……実際そうだっただろ?」

桜華「………まぁ確かに……あの時朔馬さ……朔馬先生と初めてお話して言葉聞いた時はかなり衝撃的だったというか。同じように“普通じゃない”力持ってるのに“え?なんでこのひとこんなさも“普通”な……むしろごく一般の人達よりも全然もっと楽しそうなお顔してるの?え?嘘でしょ?”みたいな。それまでの私の中の価値観全部ひっくり返されたような気はした…かな………ほんと。めちゃくちゃビックリした……」

金色の彼「さっちゃんらしいねー☆」

若草色の彼女「……………、」

白髪の彼女(……“その気持ち心底分かります”、みたいな。微笑ましいお顔をしているな(ほく))

赤い彼「………(にこにこ)」

彌土「…だろ?」

桜華「うん……“せっかくなんだから色々話してみな”って。彌土に言われて、話の流れで私のこれまで悩んでた事とかをちょっぴりとお話してみたら話聞いた後開口一番ですぐ『…アホくさ。』って。言われて。」

衣羅「………え。」

桜華「正直その時は“え、何このひとちょっと酷くない?ひとの悩みに対して“アホくさ”とか普通言う?言わないよね?え。何なのこのひと…”とかってほんと心底真剣に思ったんだけど」

衣羅「ス、ストレートですねととさん…さすが……(苦笑)普通そう思ったとしても初対面のましてや女の子相手にそこまでどぎっぱりはっきりとは言えませんよ……ほんと、さすがとしか言えない……(苦笑)」

胡桃「…ほんとさすがですねぇ…(苦笑)」

朔馬「当然だろその場だけ取り繕って一体何になるってゆーの。思った事そっくりそんまま言っただけだ」

柘榴「………もしかしなくともかか様も言われた事あります?とと様に。『アホくさ』的なこと。」

若草色の彼女「いっぱいありますねぇ☆(きぱ)あれほんとビックリしちゃいます、“えええええ!?”って(笑)おめめ飛び出ちゃいますよ(笑)」

柘榴「……なるほど(笑)」

結「でも、月下美人さんのことだから。そこでは終わらなかったんでしょ?月下美人さんがそこまできっぱりと“反応”するってことは、それだけ花菜さんのお話を“その場に合わせてた”とかじゃなくてきちんと“聴いてくれてた”ってことだろうし。ね?(にこ)」

花和莉「……」

朔馬「………。」

桜華「………うん(にこ)最初そう言われた時はさすがに“このひと無理”って。ちょっと帰りたくなっちゃったんだけど。でも朔馬さ…先生って結論を先に言っちゃうタイプだったみたいでその後の言葉聞いてくうちに段々と不思議と本当に“私の悩んでた事って小さい事だったのかなぁ…”ってね、私自身思っちゃったりなんかしちゃって☆なんかスッと、気持ち心が軽くなったんだよねー☆ある意味マジックだよあれほんとビックリしたー」

赤い彼「“魔法使い”だからね、さっちゃんは☆ねー?お嬢さん?(にこにこ)」

若草色の彼女「……!っわ、私に振らないでくださいよ…!ほんと意地が悪いですよねおにーさん……!」

結「………(にこにこにこ)(微笑ましいなぁ…☆)」

朔馬「………」

桜華「だからほんと、あのご飯の場所に私を連れてってくれた彌土にはほんと感謝したっていうか。嬉しかったなぁ……♪」

彌土「………(きゅんっ)そう言ってくれると俺も嬉しいぜ桜華ー♡」

桜(…俺はそんなお嬢さんの言葉がとても嬉しく思うな)

結「………(ーーとかって思ってるだろうなぁってお顔で桜さんを見た)」

金色の彼「でもほんと、よくその決断したよね?みぃちゃん☆怖さとかなかったのー?」

彌土「………ん?」

赤い彼「だって相手さっちゃんだよ?(笑)桜ちゃんの気持ち晴らすにはうってつけの相手だけど同時に“気持ち軽くしてくれた相手”って事で桜ちゃんのそれこそ“心”まで持ってかれちゃう心配とか(笑)みぃちゃんにしては珍しくしなかったんだ?」

小毱「あー彌土クンなら絶対してそう(笑)ほんとよく会わせたね?(笑)」

彌土「いやほんとそこはなぁ………!!あった……!あったよ……!!(切実)こいつ顔だけはめちゃくちゃ良いし本気なんでこんなにモテるのかは知らねぇが常に女取っ替え引っ替えしてやがったし桜華も話ししてるうちにめちゃくちゃ良い笑顔こいつに対して向ける様になってったからひょっとしてこのままこいつの事好きになっちまうんじゃないかーとか何とか!ほんともうめちゃくちゃひたすら心配ばっかしながら悶々と横で話聞いてた俺………!!!俺ぇぇ……!!ほんとあん時気が気じゃなかった………!!!冷や汗全開でさ………!!!(あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
)」

小毱「……彌土クンが面白い(笑)」

闇凪「可愛いわね(にこ)」

桜「……弟が可愛すぎるんだがどうしようか(笑)」

結「良かったね桜兄様(にこ)」

胡桃「みぃちゃんのその不安全開にしてそわそわそわそわとしてたお姿がほんとありありと想像出来るんですがー♪」

彌土「いやほんと怖かった俺あん時まじで………!!!」

朔馬「………バカじゃねぇか(溜息)」

彌土「!?あああー!?お前にバカとか言われたくねぇよっ!当時最悪の女タラシだったお前にあの時の俺の気持ちが分かってたまるかぁぁぁ!!“桜華盗られるかも”って真剣に不安だったんだからなっ、俺あん時!!」

若草色の彼女((笑)“当時最悪の女タラシ”ときましたか(笑)まぁ納得ですけどもねー)

桜華「ちょ……彌土もうその辺で……やめ……(さすがに恥ずかしくなってきた)」

朔馬「(桜華無視)“アンタが居た”からコイツ初対面且つ赤の他人な俺と同じ卓囲う気になったんだろ?あの当時ほぼ完全に対人恐怖症みたくなってたコイツが。“アンタと一緒だった”からあの場で長いこと俺と話せたんだよ一対一だったら間違いなく速攻で帰ってたわコイツ。そんくれぇあの時軽く話した瞬間俺でも分かったケド」

桜華「!さ、朔馬先生ももうやめてy……」

彌土「そんなのその先でどう転ぶかなんかわっかんねぇだろ!実際に最初は俺が間に入ってたから桜華もお前と普通に話出来てたんだろうが途中からもう俺居なくてもふっつーに和気藹々と話してたじゃねぇかお前と桜華っ!会話やたらと続いてるから口挟むタイミングとかもあんま無くて俺地味にちょびっとだけ寂しかったんだからな!?桜華もお前の話めちゃくちゃ興味津々で聞いてるしっ!もっと混ぜてくれても良かったじゃねぇかっ、会話!俺のこと!」

小毱「不安だったの寂しかったのどっちなの彌土クンほんと面白い(笑)」

桜(……弟が本当に可愛いくて堪らないんだがこれ本当にどうしようか(にこにこにこ笑))

結「……………」(そんな桜さんに笑いが込み上げる)

朔馬「……ハァ…だからアンタバカだっツって……」

彌土「けど桜華が心から楽しそうにお前と笑って話してるの見た時はなんだかんだ俺も“やっぱ会わせて良かったなー”とかなんとか思ってさぁ!でもやっぱ怖い!いやでも嬉しい!怖い!嬉しい!怖い!!そんなひとりでぐるぐるとひたすらに回ってる俺の思考なんか分かってた筈もねぇお前にバカとかって言われたくねぇよバカとかってぇぇ!訂正しろ!謝れこの鬼畜!性悪っ!元女タラシ野郎!!」

朔馬「バカにバカって言って何が悪ぃんだアンタホント何も分かってなかったのな。コイツがそんだけリラックスして俺と話せてたの他でもねぇ“アンタ”が“横にいたから”だろーが、ソコ気付いてなかったワケ?実際その後何の変化もなくフッツーにアンタらふたり揃って仲良く帰ってったろ、今でもまだ一緒だし」

桜華「………、……〜〜〜〜〜〜〜」

金色の彼「ほんと仲良いよねいつも☆みぃちゃんと桜ちゃん☆喧嘩してるとことかほんと見たことないしねー☆」

彌土「いやまぁ………うん。結局俺の心配なんかほんと必要なかったってくらいに桜華ふっつーに俺の横にそのままずっと居てくれて………嬉しかったけど俺……今もずっと居てくれてるし………(ぽっ)」

桜華「〜〜〜〜〜〜〜///」

朔馬「当たり前だ。“アンタが横居てくれてる”ってゆー安心感があったからコイツあんだけ長いこと初対面のあの席で俺と話せてたんだよ。それで何が“盗られるかも”だバカバカしい。そんだけコイツの“信頼”と“安心感”まるまる一身に向けられといてどの口が言ってんだか(呆れた様子で酒ぐびび)」

彌土「……………、そうなのか?桜華……(期待の眼差し)」

桜華「〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」

小毱「桜華ちゃんお顔真っ赤☆可愛いなー♪」

闇凪「本当可愛らしいわね(にこ)」

胡桃「桜ちゃんはみぃちゃんのお傍に居ると安心なんですよねー♪いやもうほんと……ご馳走様、です♪(ほくほく)しあわせそうなおふたり見てるとこっちまでほくほくしちゃいますー♪眼福♪」

白髪の彼女「ラブラブであるな(うんうん)」

桜華「〜〜〜〜〜っもう!!彌土も朔馬先生もキライっ!キライっっ!!(恥)こんないっぱい皆が居る前でそんなお話しなくてもいいじゃないっっ!!恥ずかしくて死にそうだよ私今っっ!!見てよ皆のこの目!!」

『(にーーーこにこにこにこにこにこにこにこにこにこ)♪』(訳:ご馳走様でーす♪)

彌土「(ガガガーーーーン)………桜華……今……俺のこと“キライ”って…………(ガガガーーーーン)」

桜華「キライキライキライ!!彌土も朔馬先生もキライっ!!“やめて”ってちゃんと言ったのに!!何でそのまま全部話すの酔っ払い!お酒飲み過ぎで倒れちゃえばいいのよーーー!!酔っ払いほんとタチが悪い!!」

朔馬「俺まだ酔ってねぇわこの程度で酔うかよ、さっき飲み始めたばっかなのに(愉しそう)」

朝霧「いやもう2時間は飲んでるよ朔兄ぃ先生達も大学組さんも皆(笑)」

彌土「………………桜華に“キライ”って言われた………しかも何度も………(ガーーーーン)」

桜華「うぅぅ〜〜〜〜………!!!!(羞恥でお顔真っ赤にしてぷんすかぷりぷりぷりぷりぷんすか)」

闇凪「うふふ。落ち着いて、お嬢さん(にこ)良いじゃない素敵なお話だったわ、聞かせてくれてありがとう。やっぱり若いって良い事ねぇ聖霊さんが言ったように聞いてるこっちまでなんだか幸せな気分になれたわ。今日ここに居て本当良かった(にこにこにこ)」

小毱「彌土クン全然若くないけどね(笑)何百年も生きてる鬼のしかも昔荒れに荒れてたっていう話なひとがほんとちびっこみたいにしゅーんしてる姿可愛いー♪ほんとラブラブだねふたりー♪」

桜「弟と未来の義妹君が可愛らしすぎて俺もう新年明ける前にしこたま祝酒を飲みたい気分なんだが(ほくほく)」

白髪の彼女「ではとびきりのものを用意して来ようかどれ……(よっこいしょ)確か少し前に浸けておいたものが今程良い感じに……あれは何処にしまっておいたかな?」

赤い彼「え、今から出すの?おばーちゃん(笑)それもう朝まで飲み会コース確定だよね?本当にやるの?(笑)」

結「せっかくなんだから明日までしまっておきましょうよ(にこ)本番は明日なんですから、今日羽目を外してしまうと皆明日新年明ける前に潰れちゃいますよ。水の鬼様のお酒本当キッツイですからねぇ(苦笑)」

桜「ザルが何言ってるんだ(笑)どれだけ呑んでもケロっとしてるだろうお前酔ってるところ見たことないぞ」

若草色の彼女「おばーちゃんもですけどねー☆おばーちゃんの事一回くらい酔わせてみたいんですがほんっっとおばーちゃんワクさんだからもう全っ然!酔ってくれなくって。つまんないですぅー」

金色の彼「おじょーさんはすぐ酔うけどね(笑)」

朔馬「んでぎゅーしてちゅーすんだろ?ホント酒癖悪ぃ」

若草色の彼女「毎回そのネタで私の事イジメるのやめて頂けませんかね!?おなかいっぱいですからもう!」



.
次の章へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ