詩置き場

□勿忘草 ー女郎花ver.ー
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神よ 時の流れを
いたく痛む心を
永遠に運命(さだめ)と云うなら
曰く、夢幻泡影


秋の丘 散りし花
遠く鳴く朱鷺(トキ)の群れが
いつか あの天(あま)越えて
御霊(みたま)の元へと往けるなら


闇夜に浮かぶ月
仄かな灯火に
遠く、貴方を思い侘び
溢れる涙 揺らぐ声


女郎花 咲く季節には
貴方は帰るでしょうか?
今宵は月を見ながら
遠く 貴方を想う


愛が熱く燃えゆく
まぼろばの微笑みよ
願わくば、記憶の淵に
彼を刻んでおくれ


“生きて咲く花があらば、死して咲く花もあろう” と呟いた

貴方の言葉 忘れない


女郎花 咲く季節には
貴方は帰るでしょうか?
今宵は散る桜も
強く、儚く見える


女郎花 咲く季節には
貴方に逢えるでしょうか?
今宵は時の流れの中に
貴方を想う



咲く花が語りし物語
悲恋至極の雫 飲み干して
身を焦がすなら
せめて、貴方の為に…







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回想と現在が交差する内容なんですが…解説無いと分からないですねwww解説書いた紙が出て来次第次項に上げておきますwww
取り敢えずは嫁さん(姫君)は老衰ではなく、旦那(若殿)が死んだショックで体壊してもうすぐ死ぬって感じ?「貴方は帰るでしょうか?」と夫の帰りを待ち続けていたけれど、届いたのは訃報。そして最後は「貴方に逢えるでしょうか?」と、自分も死んであの世で旦那に逢える事を願って、実際に嫁も死んで終わります。二人が初めて逢ったのが女郎花が咲き誇る丘だったってゆー。最後の「咲く花」ってのは、訪れる二人が居なくなった後の丘に咲く女郎花ですね♪これも話にはしてたんですけどねー、脳内で終わったwww
曲に当てはめるならば、最初の琴+尺八が終わった後の小節からスタートですたい☆

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