詩置き場

□蜃気楼
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振り返れば そこに君が居ること
当たり前だと思ってた
その笑顔 その声が 記憶に
今もまだ焼き付いて離れない


出逢ったあの日 温かな風
君がくれた その心
君の全てが僕にとっては新鮮で
其処には確かな 安らぎがあった

流れる様に過ごして来た日々
そんな季節の中で
目にしたその花の色だけが
鮮やかで

夢を見て歩いてく砂漠の
追い風が過ぎて行く
身を焦がす想い 風に揺れて
彷徨えば 風の中


夜の帳 淵に埋もれて
月灯り
君の姿見つけ出す事が
僕の救いだった

行き着いた想い その名を知り
僕はただ涙した
繰り返す記憶 その日々には
君がただ溢れていた



逢いたいと 願うこの声は
風に流されて消えてしまうけれど
僕の名を呼ぶあの君の声は
今も未だ記憶の中で木霊する

夢を見て歩いてく砂漠の
追い風が過ぎて行く
身を焦がす想い 風に揺れて
彷徨えば 風の中



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