徒然会話・小話。(アナザー大罪)

□朔若二周年記念会話☆2018.7.21
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浮里「よっ朔坊、嬢ちゃん!☆二周年おめでとう!」

恭「いやーめでてぇなぁ!(にかっ)」

若草「?」

朔馬「…ナニ?何の二周年?俺がトチ狂ってからの二周年か?」

若草「!?」

浮里「いやいや違う。違うよ。それだとさすがに “おめでとう” なんてこと言えなi…」

朔馬「そーか俺二年もトチ狂ってんのか。俺昔どんなツラしてどーやって日々過ごしてたっけな?もー忘れたよ。未だ封印とか処分とかされてねぇのが奇跡だよなコレな」

若草「っ……!!」

浮里「いやだから。違うって言ってんだろうが今はその事は一旦忘れな!嬢ちゃんも!顔面蒼白しなくていいよ今日は正真正銘!祝いの日!だから!ウジウジと拗ねてんじゃないよまったくもー男らしくないね!」

朔馬「放っとけ」

若草「………。お祝い、って……(未だショックが抜けきれない)なんの日なんですか今日は…?何かありました…?」

恭「…?あれ?もしかして姐さん…朔兄ぃも。気付いてない?」

若草「?」

浮里「なんだいなんだい当事者ふたりが!こんな大事な日を忘れるなんてさ!ダメだよそんなんじゃ!」

朔馬「……」

玄斎「今日はめでたく。お嬢が儂の孫嫁になってから記念すべき二周年の節目、じゃ。朝から儂も心底嬉しゅうてのぉ、心踊る踊る(にっこにこ)」

若草「……!」

朔馬「……。あー…」

浮里「ちっがうよ玄斎様。意味合いは一緒だけど言い方が違う今日の主役は嬢ちゃんと朔坊!“ふたりが結婚してから” ってのが正しい言い回しだよそこ間違えないどくれ!」

玄斎「…ぬぅ。別に良いではないか結果としては同じな上儂としてはそこが一番重要…」

浮里「主役はふたりだって言ってるだろ爺馬鹿も大概にしとくれ」

玄斎「…………。(しゅーん)」

右京「……浮里。言葉が過ぎるぞ玄斎様も折角朝から御機嫌麗しくなされていたというのに水を差して差し上げるな。お喜びになっておられるのには変わりないだろう」

恭「出たよ右京の旦那の玄斎様援護(笑)安定だよなそこは(笑)」

浮里「…はぁ……甘やかすねぇあんたも。玄斎様のこと。」

右京「玄斎様の御機嫌が麗しいのは喜ばしい事であるからな(しみじみ)」

朔馬「……そうか。アンタ嫁にしてもー二年も経つのか若草。早ぇな(ニヤ)」

若草「……っ、…!(かぁぁ…!)」

朔馬「……(赤面した嫁が可愛い)これからもよろしくな?(ニヤにこ)」

若草「…、も、もうそんなになりますか……それはそれは……(ちょっぴり照れ)…こんな不束者を。二年もお傍に置いてくださって本当にありがとうございますなんですよさっちゃん…嫌になったらいつでも言ってくださいよ?くーりんぐおふ はいつでも。受け付けているんですからねほんと、ご遠慮なく…!」

朔馬「いやアンタ。今の俺の言葉聞いてた?“これからもよろしく” っツってんだよ何が くーりんぐおふ だ寝言は寝てから言え。もう三年目に入るんだしアンタもいー加減その自己卑下どうにか少しくれぇ緩和しろよ。もっと自信つければ?俺が今までにアンタの事要らねぇなんて事言った事あったか?」

若草「……………………。思い付く限り…では………ない、です……(ぼそぼそ)」

朔馬「思い付くまでもなく一回もねぇよ。寧ろ逆。常に “傍に居ろ”って言ってる筈だ耳にタコ出来るくれぇにな。三年目はその辺もーちょっと。意識して欲しいトコ」

若草「………、」

朔馬「……返事は?若草。」

若草「……っぜ、善処……します……」

恭「…まぁな。姐さんに関しては周りがそうさせてくれないとこあっから。正直この二年中身が濃過ぎてまだ二年かぁって感じだよ。たった二年の間にどんだけ事件とか問題起きてんだって話!慌ただし過ぎだろ」

浮里「ほんとにね。あんた達一体いつになったら安定した夫婦生活送るってんだいそろそろ落ち着きな?毎度毎度こっちも気が気じゃないよ」

朔馬「知るか。つーかそれ俺に言うな他でもねぇ俺がそれを一番に望んでんだよ毎度邪魔されてばっかだケド。誰かあのクソドS共にヤキ入れて来いイー加減落ち着いてコイツと “普通の” 生活させろってな。ホント。毎度大概にしろあのクソドS共(舌打ち)」

玄斎「……老後の穏やかな日々を孫曽孫に囲まれて幸せ朗らかに過ごしたいという儂の願い…それも少しは叶えて欲しいもんじゃのぉ。こう慌ただしいと幸せに浸るどころか……(きりり)誰かさんに長年空けられておる胃の風穴が益々酷くなってゆく一方じゃて。ほんに。いつになったら儂は胃薬から解放される日が来るのか……」

朔馬「一生来ねぇんじゃねぇの?ご愁傷さん。もういっそ墓穴まで持ってけよ愛用の胃薬(笑)長年連れ添ってきた仲だろーがそれ」

玄斎「どの口が言うか!!誰の所為で儂が胃薬なんぞの世話になる体になってしもうたと思うておる九分九厘お前が原因じゃ!!この糞たわけ息子が!!」

朔馬「知るか。逐一腹おっ立てて神経使ってるからそーゆー事になんだよもっと楽観的に物見るようにしたら?俺の性格にももうすっかり慣れてんだろーが三十年近くツラ付き合わせて来てんだからさ。イー加減諦めろって」

玄斎「そら見よこの口じゃ!お前も少しは己の不敵さを反省して改善する努力をしたらどうじゃ先程お嬢にあれやこれやと言っておったがお前も同じじゃ!少しは意識せい!!」

朔馬「必要ねぇだろ別に俺の性格に改善は。さして問題でもねぇ」

玄斎「儂の胃に問題生じとるんじゃ!お前も寝言は寝てから言わんか!!」

浮里「まぁまぁまぁ。落ち着きなって。話の論点ズレて来てるよなんでふたりの結婚記念日だって言ってるのに胃薬や性格の話になってんだい。親子漫才はこの話が終わった後ふたりだけでやんなよ」

朔馬「俺この後若草とふたりっきりで過ごすから記念日らしくゆっくりとな。爺さんの相手なんてしてる暇ねぇわ」

玄斎「誰も頼んどらん!寧ろこっちから願い下げじゃ!!儂とて相手を頼むならばお前なんぞではなくお嬢に頼むわのぉお嬢!」

若草「肩お揉みしましょうかー?玄おじーちゃん☆(にこ)」

玄斎「……っ、くぅ……!!見よこの笑顔……!!ほんに痛んだ胃に優しく沁みる…!!(噛み締め)」

浮里「……なんの爺馬鹿談議だいこれ……なんか阿呆らしくなってきたねぇ……(目細めて溜息)」

呉葉「…………朔兄ぃ」

恭「……お?呉葉。お前今まで何処行ってたんだよ?まぁた修練か?」

呉葉「煩い黙れ」

恭「!?いやいやいや!今その返しはどう考えてもおかしいだろーよお前もあれだ!その捻じ曲がった性格少しは改善する努力しろよ!ちったぁ物の言い方っての……」

呉葉「(無視)朔兄ぃ。」

朔馬「…ん?ナニその漆桶」

恭「テメェ無視すんなコラ……!」
呉葉「これ……(はらりと桶に被せてた布取った)」

朔馬「!」

恭「おい!」

呉葉「良ければ食べてくれ」

朔馬「…寿司?どーしたのコレ」

恭「聞いてんのか呉葉テメェ…」
呉葉「記念日の祝いにささやかだが作ってきた」

恭「おいコラ!」

朔馬「へぇ、美味そ。お前寿司とかも握れんのなさすが。なら遠慮なく食わせて貰うわありがとな呉葉」

呉葉「……(褒められた&喜んで貰えた事が心底嬉しいそんな心境がありありと出てる呉葉くん渾身の花にっこり)」

恭「テメェ無視すんじゃねぇ……!」

若草「ほおぉぉ…!☆(きらっきら)すんごいですねぇくぅちゃん職人さん顔負けですよこれは!器用さんだぁ…!☆」

呉葉「姐さんも良ければ食べてくれ」

若草「いいんですかぁ!?わぁ☆ありがとうございますくぅちゃん!☆」

呉葉「…(頷き)」





ーーー そんなこんなで。二周年おめでとう朔若これからもいっぱいイチャコラ見せておくれねー☆にまにまをくれ☆

朔馬「ウルセェよ引っ込んでろクソドS胸糞悪ぃそのツラ見せんじゃねぇ」

ーーー うっわひっど☆

恭「だあぁぁぁ!!!さっきから!皆!俺の事無視すんなぁぁ!!!」






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