徒然会話・小話(鬼灯学園パロ)

□悩め発展途上の女子高生。
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〜先生達も居る+外に出られないストレス緩和の為今だけ例外として寮内男女棟それぞれの行き来は自由になりましたin彌土の部屋〜



彌土「ーーー術使う時のモーション?」

桜華「うん。私も夢ちゃんみたいになんかこう……綺麗なやつが欲しいんだけど何か良いのないかなーって…」(床に座ってお喋り)

彌土「あー夢のあのモーションな、シスターっぽい。あれかなり夢の性質にとって利の塊だって兄さん達(始まり様)も言ってたな、詠唱も理想まんまの完璧な形だーって。だから夢術の扱いが上手いんだなって俺も納得したなぁ」

桜華「でしょ?夢ちゃんほんっとすごいんだよ隣でどんどんと難しい術とかも練習してたりだとかして。私なんてもー全然ダメだからいつもちゃんと上手く出来なくて夢ちゃんにお世話してもらってるの。ほんと、申し訳ないなーって…(しょぼーん)」

彌土「気にしなくていいんじゃないか?夢も好きでアドバイスとかしてくれてるんだろ仲良くて良いことだなって俺は思うけどなぁ」

桜華「………やっぱりでも、いつまでも夢ちゃんにお世話かけるわけにはいかないから…だからね?」

彌土「うん?」

桜華「だから私も自分の“言霊と能力”を上手く噛み合わせたモーションとか作れたら上達出来るんじゃないかなぁって。そう思ったの。でもパッとは浮かばなくて……彌土何か良い案無い?私に向いてるモーションとか」

彌土「桜華の言霊は確か“華”で能力は“火”だったっけか?」

桜華「うんそう。入学してすぐの術の授業が“先ずは自分のちからの性質を理解して知ること”でその時知ったー。もぉかなり苦戦したんだけどね、何とか。赤先生に『正解☆』って言って貰えたの。これまで自分のちからの性質だなんてものある事すら知らなかったからちょっとくすぐったい様な…でもやっぱり、自分の事が分かって嬉しさが込み上げてきてワクワクしたー♪(にーっこり)」

彌土「………(俺の桜華は今日も可愛いな♪てお顔)俺も結構長い事生きて来たがここに来るまでそんなん知らずに、ちから使う時も別に何も気になんかしないで使って来てたからなぁ…あれは確かにかなり勉強になったな」

桜華「……そういえば…彌土の言霊はなんだっけ??」

彌土「いやぁそれが…俺まだ自分の言霊知らねぇんだ。兄さんら曰く“お兄ちゃんと対になる言葉だよ☆”って事らしいんだが…(言いながらげんなりとしたお顔w)考えただけでもう鳥肌立つから考えるのやめた。今のところ俺自分の言霊知らなくても別段何も困ってねぇしその時が来たらってことで…」

桜華「………彌土ってほんとへそ曲がりだね、お兄さんに対してだけ。そこはほんと昔の荒れてた頃と何も変わってない。素直じゃないなぁ……(溜息)」

彌土「!?そ、そんなんじゃないぞ!?その目やめてくれ桜華!…っモーションの話だったよな桜華の言霊と能力に噛み合うモーション何かあるかなってさ!よし!それ早速考えるか!(取り繕う笑顔)」

桜華「………(話変えたなーってお顔はしつつもはぁ…っと溜息で流した)…“華”って……地味に難しくない?この言霊をどう上手く組み込んで使っていくのかって事………考えると頭がこんがらがってきちゃって……難しい事考えるの苦手だから私考えるたびに余計わけわかんなくなっちゃうんだよね、どうすればいいんだろ」

朔馬「…………(実はずっと室内に居たw話の輪には入らず隅でずっとひとりで本読んでるけど会話は耳には入ってきてる)」

彌土「……うーん……俺もそういった事意識した事なかったからなぁ………。でもさ、前に兄さんが言ってなかったけか?“おうちゃんは名前自体に“華”が入ってるからそんな難しく考えなくてもいいよ”って。“ありのままにおうちゃんらしさを出せば自ずと言霊も付いてくる”、とかなんとか……言ってたような……」

桜華「うん、言われたー。赤先生に。…“私らしさ”ってなんだろ……何をどうやれば“私らしく”なるの?私のらしさって何?彌土」

彌土「桜華は天使だな(きぱ即答)」

桜華「……?じゃあ“天使”をモチーフにすれば私の言霊を活かせる?羽ばたきのモーションとか入れたらいいのかなそれとも天使なら輪っか…とか…………うーんと………」

朔馬(………真面目に話してる割にアホな事言ってんな。考えれば考える程ワケ分かんなくなってくるってゆー性質がホントよく分かるわ、話ズレ過ぎだろ)

彌土「………(チラッと朔馬の方見て)…なぁ朔馬、お前どう思う?話聞こえてるだろ」

朔馬「………………ナニが」

桜華「私の術を使う時のモーションの話ー。何か良いアドバイスとかない?朔馬先生普段は体術担当で術の授業はノータッチだけどでも術にだって結構精通してるんでしょ?何でもいいからご意見ください」

朔馬「……知るか。興味ねぇ(きぱ)」

桜華「!?なにそれひっどーーい!!ひとが真剣に相談してるのに!!」

朔馬「ウルセェなデケェ声出すな……」

桜華「(被せて)それでも“先生”なの生徒に対して先生がそんな事言っちゃっていいのー!?赤先生にチクりに行っちゃうよ!?“朔馬先生に相談したら『知るか』って言われた”ーって!良いのね朔馬先生!?職務怠慢で減給になっちゃっても知らないんだからーー!!寧ろ減給になっちゃえ!!」

朔馬「……💢アンタホント……(睨み付けながら本から顔上げた)知らねぇっツってんだろ。俺だってココ来るまで各自能力とは別の“言霊”なんてモンある事すら知らなかったし術使う時も詠唱すっ飛ばして使う事の方が多かったんだから。そんなんイチイチ意識した事ねぇんだよ、俺に聞くな💢」

桜華「………そういえば……赤先生がこないだ『さっちゃんも特殊枠』だって言ってた。それってつまり…そういう事?」

朔馬「…?(まだ眉間にシワ寄ってる)」

彌土「……?どういう事だ?桜華?」

桜華「“無詠唱”。普通術使うんなら精霊さんに“ちからを借りますよー”って。伝える為に詠唱しなくちゃならない筈なのにそれをしなくても術が使えるから朔馬先生特別枠なのかな?って。ちゃんと術使えるんでしょ?」

朔馬「使えるよ」

桜華「詠唱しなくても普通に?失敗とかしないの?ただでさえ朔馬先生の態度ふてこいからお断りを入れないなんて失礼な事までしたら精霊さん怒ってちから貸してくれなさそうなのに…なんで術が出せるんだろ……」

朔馬「アンタホント失礼も甚だしいな、アンタのその言いっぷりの方が充分失礼千万だわ」

彌土「お前が言うか(笑)」

桜華「だってほんと謎なんだもーん」

朔馬「俺術使うの失敗した事未だかつてねぇわ、開発の試行錯誤してる時なんかは思ったふうには出ねぇ事もあるケド。基本詠唱付きのヤツとかも祝詞とか自然と頭に浮かんでくるのそのまま俺の言葉に変えて口に出してるだけだし」

桜華「!!?え!?祝詞が頭に勝手に浮かぶの!?初めて使う新しい術とかでも!?」

朔馬「そー。漠然と、だケドな。なんか“こーゆー感じ”ってノリが勝手に頭に浮かんで来るからそれそんまま言葉にしてるだけ。それ以外は基本無詠唱」

桜華「何それ意味わっかんない!なんで朔馬先生そこまで特別枠なの!?なに!?天賦の才ってやつ!?それとも何故か精霊さんに好かれてる、とか!?」

朔馬「あーソレは若草に言われた事あんな。“ご自身のちからの精霊さんに好かれてますねぇ”って。だから向こうが好きでちから貸してくれるだなんだなんかそーゆー感じの性質らしいわ俺」

桜華「!!?」

彌土「お前のちからの精霊って事は“風”の精霊か?」

朔馬「そー。自分では感じた事ねぇケド」

桜華「………っ……わかんない…私全然わかんないよ……!!若草先生にしろ“風”の精霊さんたちにしろなんでこんな意地悪で性格の悪いひとが好きなの……!?私の17年の人生の中で一番の謎なんだけどこれ………!!(真剣)」

朔馬「💢アンタホント次の体術授業覚悟しとけよ💢血反吐ももー出なくなるまでシゴき回してやるからな💢」

桜華「ほらやっぱり意地悪だ……!!なのに若草先生や女の人達だけに飽き足らずまさかの精霊さん達までタラすとか……!!どこまでギルティアスなの朔馬先生そのうち衆合地獄(色欲関係の地獄らしい)に堕ちるよ……!!(まだ真剣)」

朔馬「ほっとけ💢つーか教科担当の前で変な横文字ばっか使うな評価下げんぞ💢」

桜華「職権濫用の罪も加算で!!」

彌土「(笑)つーか無詠唱なら俺も基本そうだなぁ。むしろ俺祝詞とか使った事ねぇかも……記憶の限りでは……」

桜華「?なら彌土も特別枠ってこと?タラし……じゃない、無詠唱特別組?」

朔馬「💢」

彌土「いや。それは多分“鬼”だからって理由が正解だろうな。朔馬が無詠唱で術使えるのも祖先の鬼の血が深く関係してるんだろうし。実際術使う時は鬼化してるのが絶対条件なんだろ?」

朔馬「まーな。里でも鬼化しねぇで術使える奴ってのはほんのひと握りだけ。先祖還りよりも遥かに率は低ぃわ」

桜華「…?せんぞがえり?なにそれ?」

彌土「ああ…桜華は聞いた事なかったかこいつの里の固有名称だよ。かくかくしかじかこいつみたいな奴のこと“先祖還り”って呼んでるらしい。中でもこいつは特別その血が濃い方なんだってさ」

桜華「へー!朔馬先生実はめちゃくちゃすごいひとなんだ!?」

朔馬「別に?たまたまそーゆーふうに生まれただけってこった俺よりも血の濃い奴だって居るよ。爺さん……里長とかな」

桜華「ならそれ遺伝かな?」

朔馬「知らね。どーでもいいわ」

彌土「でも何で基本鬼化が絶対条件なんだろうな?お前の里。普通ある程度ちから持ってりゃ鬼の血がなくても“人間”として普段から精霊のちから借りた術くらいなら使えそうなものなのにさ。何でなんだ?」

朔馬「知るか。多分異種混血の影響とかそんなこったろ、バランスが崩れてどうこうとかよくある話。興味ねぇ…」


(コンコン)


桜華「?はーい」

識水「(ガチャっとドア開けて)なんだか凄く盛り上がっているね(にこ)」

桜華「あー寮監さんだぁこんにちわー。ひょっとしてうるさかった?」

識水「いや大丈夫。賑やかなのはいい事だよまだ昼間だし」

朔馬「ウルセェのはアンタだけだ一緒にすんな」

桜華「朔馬先生も別の意味でうるさい!💢なら寮監さん、何か用事かな?どうしたの?」

朔馬「💢」

彌土「(笑)」

識水「桜華殿赤の鬼殿が呼んでいるよ、地下の施設でまた実験……失礼、“強度を確かめて”欲しい、って。今都合大丈夫かな?」

桜華「寮監さん今“実験”って言った?言った?私のこと“実験台”って」

識水「そこまでは言っていないかな(にこ)」←でも“実験”は否定しない腹黒w

朔馬「さっさと行けよ“実験台”。願ったり叶ったりだわウルセェのが消えてやっと静かンなる」

桜華「💢またそういう事言うでしょー!?ほんっと性格悪い!!💢」

彌土「まぁまぁ(笑)」

識水「(くすくす)仲良しだね」

桜華「良くないよぉもぉ……(溜息つきながら立ち上がり)じゃあちょっと私行ってくるね」

彌土「あ、俺も一緒行くぞ桜華。何なら兄さんにさっきの件相談したらいいじゃねぇか」

桜華「前に一回したよ?でも『俺が変に何か言っておうちゃんの感覚が狂っちゃったら元も子もない』って。『余計な言葉は聞かずにおうちゃん自身の感覚を大切にしようね』って言われたの。だからひとりで考えてたんだけど、やっぱり煮詰まっちゃったから…」

彌土「あー成る程な。確かに変な先入観は感覚狂わす最大の原因だし兄さんの言うことは至極当然だな」

朔馬「…その変な先入観アンタがいの一番にコイツに突っ込んでたケドな。天使がどーのこーのって。アホかって思いながら聞いてたケド」

彌土「!?」






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うちも一旦ここまでー!なんかもー勝手にベラベラと喋るから書こうとしてた事あんましちゃんと書けてないんだけど!脱線しまくり!wwwまぁまだ続き書こうと思えば書けるからリベンジはそこでやるwww

朔馬の“特殊”については先生のお話読んで「こういうことかな??」と予想した内容を感想代わりにつけておきました!(まともに書けてないがw)勝手に言ってるだけだから違うかったら正しいもの教えてねー!あのお話の続きで知れるのかな??なら更新待ってるけどー♪
彌土に関してはあくまでもイチ提案です☆桜さんも関わって来るからね!
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