徒然会話・小話(鬼灯学園パロ)
□友情≧愛。………?
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………コロナ禍、とか。まだそういうのない時のお話だと思って下さい。
彌土と朔馬がふたりで飲みに出てました☆
安定的に、お店の人がもう唖然と言葉を失うしかない(なんか関係者による噂では店のお酒の在庫が底を付きかけたとかなんとか…)くらいにしこたま酒を飲み漁ったふたりが店を出て夜の街を闊歩しております。
………以下会話文(笑)
彌土「さぁくまぁぁ〜♡カラオケいこうぜカラオケ!な!?久々におまえの歌きかせてくれよぉお♡」(※酔ってます)
朔馬「…くっ付くな気持ち悪ぃ(めっちゃ嫌そうな顔して肩を組んできた彌土の手を払い除けた)」(※こっちはちゃんとセーブはしてたらしい酔ってなくはないけどまだ普通気味)
彌土「そんなん言うなよ!」
朔馬「つかナンでアンタとふたりでカラオケとか行かなきゃなんねぇの。イヤ。しょーもねぇわ」
彌土「いいじゃねぇか別にぃー。お前歌うたうの好きだろぉ?なー行こー?(ヒック)」
朔馬「別に歌自体は嫌いじゃねぇケド。アンタとふたりで行く意味が全く分かんねぇ。大体アンタほぼほぼ歌とか歌えねぇだろ知ってる曲とかあんのかよ」
彌土「メリさんの羊と津軽海峡冬景色ならこないだ覚えたぞー♪」
朔馬「………。曲のジャンルの両極端さ……影響受けた相手が誰なのかハッキリ分かるな…」
彌土「あ!あとあれ!パプリカ!今ダンスも練習中だ!小花が好きだからなーパプリカー♪」
朔馬「…イイ“父親”やってんのな。相変わらず」
彌土「うへへへへー♡小花ぁ……かぁわいいな〜愛してるぞぉぉ〜〜(うちゅー♡)」
朔馬「……………気持ち悪。」
彌土「だからそーゆーこと言うなって!」
〜そんなこんなで結局彌土の猛烈な押しに負けた朔馬が渋々とカラオケに付き合いました〜
朔馬「………ハァ……ホント何でアンタとふたりでカラオケとか来なきゃなんねぇの……(溜息)」
彌土「も少し時間早かったら桜華達も誘って来れたんだけどなー。桜華がお前とカラオケ行きたがってたぞ?歌聴きてーって。“よねづけんさく”とか歌ってほしーって言ってた」
朔馬「“米津玄師”な。誰だよけんさくって。勝手に名前変えんな」
彌土「ああそうそれそれ!(にかー)………(メニュー表物色)…お前何か飲む?俺まだもうちょっとだけ飲むけどよー」
朔馬「どんだけ飲む気だよアンタ。あの店で俺の数倍は飲んでたクセに。酒代もう出ねぇよさっき幾ら払ったと思ってんだ」
彌土「(思い出し笑いしてぷっくす)店員の子ビックリしてたなー、顔おもしろかった(笑)」
朔馬「当たり前だろーが人間じゃとっくに救急車で緊急搬送されてるレベルだよ。バカみてぇに目立つ事すんじゃねぇわ」
彌土「そういうお前も結構飲んでたろー?」
朔馬「アンタに比べたら雀の涙程度だ💢酒代の殆どがアンタが飲んだ分だよ割り勘じゃなかったらブン殴ってたわ💢」
彌土「はははー☆それでも“割り勘”で済ます辺りがお前ほんっと男前だよなー♪」
朔馬「………。誰も“済ます”とは言ってねぇケド?」
彌土「……、えっ…………?」
朔馬「“え”、じゃねぇ💢額考えろ💢さっきの支払いだけで今月の出費額桁一個増えてんだよ金払う時にゴチャゴチャと計算すんのが面倒臭ぇだけだ💢後でちゃんと請求するからな💢」
彌土「……え…マジか……俺残金足りるかな……(ごそごそと財布いじった)………なぁ朔馬……それ分割払いとかには出来るか………?一括じゃねぇとダメか……?(おそるおそる)」
朔馬「死ぬ気で稼げ(きぱ)」
彌土「鬼!!(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)」
朔馬「鬼だよ血の深い部分は。そう言うアンタだって正真正銘の鬼のクセにな」
(※後日なんだかんだ“朔馬の家への酒の納品”で手を打ったそうですw結局のとこ甘いw)
〜そして暫く飲んだり喋ったりちょっと歌ったりとかなんだりした後〜
彌土「———!あ!そうそう!(パッといい笑顔)俺お前にさ!いっこ!聴いてほしい歌があるんだよ!」
朔馬「……?何の歌?」
彌土「えーっと…何だっけ………(デンモク触り出した)たしか爆………爆風……なんたら……………アラレちゃんか?…いや違うな…………えーっと………(ぽち、ぽち、ぽち、ぽち…)」←デンモク使い慣れてないからめっちゃ遅い
朔馬「………ナニ、アラレちゃんの主題歌の練習でもしてぇの?きーたぞーきたぞーて。チビ犬にでも歌ってやるつもりでその練習を俺にみてくれとかか?…普通にヤなんだケド面倒臭ぇ」
彌土「あー違う違う。小花にじゃなくて“お前に”聴かせたいんだよ俺。小花にも歌ってやりたいけどなー☆(にっこー)」
朔馬「…アラレちゃんの主題歌を?俺に…?(ハァ?みたいな顔)要らねぇ(きっぱ)意味分かんねぇ何の罰ゲームだよ。ナンで俺がアンタにアラレちゃんの主題歌なんざ歌って貰わなきゃなんねぇのガキじゃねぇんだぞ」
彌土「!?違うって!(苦笑)アラレちゃんの主題歌じゃねぇんだそっから離れろ!(苦笑)」
朔馬「………(アンタが最初に“アラレちゃん”っツったんだろーが的な顔しながら)……じゃー何」
彌土「んー………と……アラレちゃんと名前が似てんだよなぁ名前が……なんかダミ声がすげぇインパクトある男ボーカルで……えーっとぉ……」
朔馬「……………。もしかしてそれ“爆風スランプ”の事か?ダミ声のインパクトあるボーカルっツったらサンプラザ中野?」
彌土「!!そうそれ!“爆風スタンプ”!それだそれそれだよそれ!(ぱあぁ)」
朔馬「スタンプじゃねぇス“ラ”ンプな。さっきからアンタジジィ丸出しだぞ名前くれぇちゃんと覚えろよ。……で?何でまた急に…爆風スランプとか結構古い時期のバンドだぞ何でアンタがそんなの知ってんの」
彌土「何かいつの間にか机の上にCDが置いてあったんだよな。赤いジャケット着てサングラスに真っ禿げとか見た目のインパクトすげぇあって(笑)何だこれすげぇ面白れーって、試しに聴いてみたらめちゃくちゃ声すげぇし曲もいい感じに元気あってびっくりした」
朔馬「あーサンプラザ中野の声確かにパンチあってイーよな。俺も好き。曲の雰囲気にも良く合ってんし…で?その曲って?」
彌土「んー……見たら分かるんだけどなタイトル結構覚えやすい感じだったし…なんか記号付いてた……(ぽち、ぽち)」
朔馬「………俺爆風スランプはあんま詳しくねぇな…ベタにいくと『runner』だろーケドあれ記号なんざ付いてねぇし」
彌土「?『runner』?有名な曲か?」
朔馬「日本人なら大抵一回は聴いた事あんだろ、TVでも良く使われてるし。走るー走るー俺ー達ーってヤツ」
彌土「!!それ知ってる!俺も聴いた事あるぜそれ!あの曲かー!あれ歌ってんのがこの“爆風スランプ”ってやつか!確かに声似てるな!」
朔馬「いやだから似てるも何も本人だっツってんだろ耳付いてんのかタコ」
彌土「タコとかひでぇお前(笑)………!あったこれだ!記号!この記号何て読むか知らねぇけどこれだこれこれ!(デンモク見せた)」
朔馬「………(じっと覗いて)……『友情≧(大なりイコール)愛』、か?多分だケド。……知らねぇなこの曲……ナニ、アンタ歌えんの?」
彌土「…この曲な?雰囲気気に入ったから俺結構聴いてて歌詞とかもちゃんと見たんだよ。したら何か…お前が出てきたってゆーか(てれてれと微笑み〜)“あーなんかこの曲俺にとっては朔馬だなー”ってさ!思ったんだ!(にっこにっこ)だからお前にも聴かせてみたくなって頑張って練習したんだぞ俺!聴いてくれよ!な?むしろ聴け!俺の思い!(熱い眼差し)」
朔馬「………アンタ酔ってんな…」(※正解)
彌土「へへへへー☆(にっこにっこ笑いながらデンモク送信したピピピピ。)…うっしゃあ!頑張るぞ俺!ちゃんと聴いとけよ朔馬!?な!?」
朔馬「ハイハイ………(溜息)」
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【友情≧(大なりイコール)愛】
歌: 爆風スランプ
YouTubeにはオリジナルが無かったのでニコニコ動画から引っ張って来ました観れるかな…いい曲だしよかったら是非聴いてみて☆そしてよければ続きも読んでくれ(笑)
https://nico.ms/sm8202732
「聴かねぇわ面倒臭え」って思うなら歌詞だけどうぞwww
https://www.uta-net.com/song/4616/
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彌土「〜〜〜♪♪♪」(熱唱中)
朔馬(…………コイツ歌に馴染みがねぇだけでいざ歌わせると結構イー声出すんだよな……歌い方云々は置いて。まぁすぐ調子乗るから言わねぇケド)
彌土「♪♪!!(無事歌い終わりましたパチパチパチ)」
朔馬「………イー感じに歌えてんじゃん練習したってのホントだな。ご苦労さん」
彌土「な!?どうだった!?(きらきらと期待の眼差し)俺にとってこれお前の曲!雰囲気お前にぴったりだよなぁどうだ?どうだ!?(きらきらきらきら)」
朔馬「俺脂性じゃねぇわ(きっぱ)」
彌土「!?真っ先に突っ込むのそこかよ!」
朔馬「そりゃ気になったし。冷え性なのはまぁ認めるケドな寒ぃのキライだし。つーか俺アンタと駐車場から星なんざ見た記憶ねぇよいつ見たっての」
彌土「いやそこじゃなくってぇぇ……!(じれじれ)確かに見た事はねぇよ!お前と駐車場から星!夜に駐車場で会った事は何回もあるがお前と星見上げた記憶はねぇ!でもさぁそうじゃなくてな……!?(じれじれじれじれ)」
朔馬「………。まぁ夜通し飲んで明け方に帰った事は何回もあるから“夜明けの空”とかも分かるしアンタと飲むの大概週末だから“繰り出せ土曜の夜”とかって歌詞も分かるケド。言ってソコだけだろ?なのに何でコレが俺との歌になんの」
彌土「……………(ㆀ˘・з・˘)(ぶー)。」
朔馬「……つか、そもそも大前提。これフラれた時の事歌った歌だろ。アンタ………(シラーっと見)アンタが犬っコロにフラれたなんて日にゃコレこんなんで済むとは到底思えねぇんだケド。絶対無理。(きぱ)アンタ絶対この世の何もかもがもうどうでもイーってくれぇに絶望して過去の荒れてた時以上に荒れまくってもう本気手の施しようがねぇくれぇに堕ちて終い、そんだけだ。俺がどうこう出来るレベルじゃねぇわ」
彌土「………あーな。それはな。俺もそう思う……桜華に振られた時は俺もう多分元には戻れねぇだろうから始まりの兄さん姐さん達に封印してもらうよう頼んで俺のこと消して…………、………じゃなくってぇ……(ハァっと溜息)」
朔馬「……………ナニ。」
彌土「………………(´・ω・`)。」
朔馬「……何だよさっきから。きめぇな。(お酒くぴ※結局コイツも飲んでる)…もーイーよこの話。さっさと終われ」
彌土「……………、!(何か気付いた)」
朔馬「……………ナニ。(ジロんちょ)」
彌土「…………朔馬お前もしかして………(おめめパッカ)…………もしかしてお前、照れてる…か……………?」
朔馬「…………、ハァ?」
彌土「……(嬉しそうににまにま)照れてんのかお前朔馬!マジか!(にまにま)そっかー……♪(にまにまま)」
朔馬「………💢誰が照れてるって……?そんな事一言も言ってねぇ……」
彌土「(被せて)俺歌って良かった!お前のそんなツラ見れるとは思ってなかったよいや〜こっちまで嬉しくなるなぁ!(にっこにっこご満悦)正に友情!だな!♪」
朔馬「💢〜〜〜〜アンタ本気その口閉じろ……」
彌土「心の友ーーーー!(がばっと抱き着き)」
朔馬「寄るなキメェ!!!!💢💢💢💢」
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朔馬照れてます(きぱ)☆
朔馬も酔ってるからちょっとだけいつもより感傷強い(笑)
親目線であれだけどこのふたりの関係性好きなんだよな、表面上はただの悪友なんだけどちゃんと芯では繋がってるみたいな(=´∀`)実際彌土がなんかしかで落ち込んだら朔馬ちゃんとフォローしそう……や、勿論先に犬っコロ彼女動かさせるけどwww
そんなふたりのほのぼの絡みでしたただの自己満でっす!(きっぱ)