dream★

□□考えました
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さて問題です!イタクさん大好きっ子の紫音ちゃんは一体何処で何をしているでしょうか!


「正解は――」

「川で洗濯だよな、紫音おばあちゃん?あ、これ追加なー」

「あぁああ!何で言っちゃうんですか、淡島さん!ていうか心読まないで下さい!」

「読んでねぇよ、思いっきり言ってたぜ?」

くっなんてこと!言ってたなんて!つーか洗濯物多いわ!あと私、おばあちゃんじゃない!

「じゃあ頑張れよー」

「えっもう行っちゃうんですか!?って居ねぇ!」

妖怪恐ろしや…いや畏ろしや?まあいい早く洗濯終わらせよう…イタクさんに会いたいー

「雷獣ー・・・」

一人に堪えきれなくなってきたので、また雷獣に出てきて貰おうと思い名前を呼んでみた。

「・・・あれ?あっもしかして寝とるんか・・・」

あっまた方言出ちゃったよ、というか私・・・一人に堪えきれなくなるの早いわ・・・

「早く洗濯終わらせてイタクさん探しに行こう!」

イタクさんのことを考えながらてきぱきと洗濯をしていく私。そしてやっと最後の一枚となった。

「ふー!最後・・・!!こ、これは・・・」

淡島さんが持ってきた洗濯物の中に・・・イタクさんのバンダナが混じってましたよ!みなさん!!うわぁ!どうしよう!うわぁ!

「ふふふ・・・」

「・・・おい」

「ついに・・・この時が来たのね・・・」

「おい!!」

「もー!何ですかさっきか・・ら・・・ギャアアアアアアアア!!」

イタクさんのバンダナを頭にいざ巻こうとしたら背後にイタクさんがいらっしゃいました。驚きすぎて思いっきり叫んじゃいました。

「・・・うるっせぇ。」

心臓をバクバクさせながらイタクさんの顔を見る私。イタクさんはというと顔を思いっきり顰めながら耳に手を当ててます、うぅ・・・すみません。あの、びっくりしすぎて返事出来ません。

「まず一つ聞いていいか?」

「・・・なん、でしょう」

イタクさんが聞きたいことがあるようなので何とか応える、しかしまだ心臓のバクバクが収まらないので途切れ途切れに応える私、そうだ深呼吸しよう。スーハースーハーよし、落ち着いた。

「オレのそれ持って何やってる。」

「・・・私が生きるための養分として使おうかと、ああああ!違います!見てください!あの!洗濯しようとしてました!」

それ、と私の持ってるバンダナを指差すイタクさんの質問に真剣に返したら、鎌を取り出そうと手を背中に伸ばされたのでそれにビビッた私は洗濯と答える。

「・・・早くそれ洗って干して来い、お前にはまだやることが残ってんだ。」

「合点です!!」

イタクさんの命令とあらばさっさと洗おう!私は早く、丁寧にバンダナを洗った。そしてダッシュで洗濯物を干しに行き、ダッシュで戻ってきた。我ながら今の動きはすごいてきぱきしてた、褒めて下され!イタクさぁあん!しかし私の思いは届かず、くるりと背を向け走り出したイタクさん、慌ててその後を追う。

「待ってくださいー!木とか登れませんー!!」

本当はこの高さだと登れると思うけど、イタクさんと少しでも長く一緒にいたいから嘘をついた。

「嘘つくなバァーカ、おめぇ絶対登れるし木の上走れるだろ。」

なっなぜバレた・・・愛の力ですか!イタクさん!今、そっちに行きますぅうう!!







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