普通少女☆さやかちゃん
□転校生は暁美ほむらと言うらしい
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陽気な天気が心地いい。そんな中まだ眠たい目を開けて友達の鹿目まどかと共に学校へと向かっていた。
「さやかちゃん眠そう」
「むぅ、面白いテレビ番組はやはり深夜だから」
さやかはそう言いながらあくびをする。
「もう、さやかちゃんったら」
クスクスと笑いながらはまどかは言う。
「まどかはあたしのことを心配してくれるのかい、さすがはあたしの嫁〜」
さやかはまどかの可愛らしさにスキンシップで抱きつく。
「さやかちゃん、恥ずかしいよ」
そう言ってもまどかもいつものことなので嫌がったりしていない。
その時だった。さやかは何かとても鋭い視線を感じてまどかから離れた。周りを見ても特に変わったことは見られない。
「どうしたの?さやかちゃん」
「ん?何でもないよ、うん」
今は全く感じない。ほんの一瞬まるで感じなかったようにも思えるほど短いけど胸を貫かれそうになる殺意ある視線だった。
「まあ、気のせいだよね」
さやかはそう思いまたまどかと話をしながら学校へと足を進めた。