短編+番外編

□拍手文その3
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"2000%2話のカミュをみた夢主"



『……。どうしたのカミュ。頭打った?』
「貴様、失礼だな。この俺のどこがおかしいというのだ」

いや、全体的に。
とくに登場シーンが。
吹雪くのはいいんだけどなにあのポーズ。
ギャグ路線突っ走る気?

『なんかテンション上がってる?…あぁ、同じ海外出身の後輩が出来たから?』
「ふん、そんなわけなかろう」

へぇ、と返して嶺二達のもとへ行く。
なんだかんだ行ってこの三人は仲良いんだけどね。

「ミューたん浮かれてるねぇ」
『あ、やっぱりそう?』
「誰でもわかんだろ」
「あんなに浮かれたカミュは初めてだよね。なんか貴重」
『とかいいながら若干引き気味だよ、藍』

そりゃね、と藍は返す。
カミュが積極的に他人と関わるのも珍しい気もする。
猫も被る気無いみたいだし。
聞いた話じゃセシルは暑い国の王子さまらしいし、カミュは絶対零度の国の王女に仕える伯爵だからなんらかの対抗意識みたいなのがあるのだろうか。

『とりあえずカミュ、戻っておいで…』

いつものクールさはどこいったんだろうね、うん。

テンションのおかしいカミュをどうすれば良いのだろうかと思いながら、俺は貴重なカミュをカメラに納めておこうと、林檎ちゃんから借りたカメラのシャッターをきった。





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