IS<インフィニット・ストラトス>

□第1章
1ページ/8ページ



まだ肌寒さを感じるそんな季節――春


今日日、俺は『あの人』が居るあの場所へ行く。




きっとこの選択は大切な大切な第一歩で、俺の一生を左右する大きな一歩。



右手を太陽に掲げれば、そいつは光を反射して綺麗に輝く。

右手中指に着けた一つの指輪。浅黄水仙をあしらった大切な相棒。


「行ってらっしゃいませ。春華様」

そんな声に振り返れば、館の玄関口に列ぶメイドメイドメイド。

うんうん。絶景かな、絶景かな。


「うぃ〜、行ってきます」

そろそろ時間だ。


それじゃ――


「始めようか。愉しい愉しい人生を!」

いざ、IS学園へ!
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ