ジグソーパズルi

□高校生活スタートッ
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ついに入学式だ。

両親は海外へ旅立ってますので、1人で入学式へ望む。

どーせろくでもない人ばかりなんだ。

そうそう、いい忘れてましたが私の彼氏の名前は「海斗」です。

海斗はまだ入学式じゃないからなぁ…一緒に帰れないや。

学校が近くなるとたくさんの人がお母さんだとかお父さんと一緒だ。

入学式の看板前で写真も撮ってる。

ぶっちゃけそういうのが無かったからかなり羨ましい。

そんな経験なんて小学校しかないもんな。

中学からずっと1人。

犬と猫が一匹ずついるけど。
校門を1人むなしくくぐり、自分のクラスの紙ももらい、教室へ行く。

さぁ、困った。道に迷ったぞ(笑)

かなり方向おんちな私…

3年生の教室らへんにいます

こんなんなら早くくれば良かった。

たくさん人がいて流されそう。
誰か、た、助けてくださぁい…
ムギュー

そんな時だった。

手を握られ誰かに引っ張られる。

いきなり何!?新手の痴漢!?

「や、やめて、は、離して下さい!!」

おもいっきり爪を立てたら

「イッテッ」だって。

やっぱり男の子だったんだ。手大きいし…

すると手が離された。

顔は見えない。

ただ、自分の手を見たら血が付いてて目の前みたら自分の教室があったのだった。
た、助けてくれたんだ。

でも、なんで私がこのクラスって分かったんだろう?

とりあえず教室に入った。

やっぱり人が多いなぁ…

さっきの人はこの中にいるのかな?

きっと手を見たら傷があるのがその人なんだ。

お礼と謝罪をしなくちゃ。
先生がやって来た。

「俺は加藤満だ。24歳。担当科目は数学。では名前呼ぶぞー」

イケメンな若い先生だ。

あんな人がお父さんだったらな。お父さんの顔なんて覚えてないや。

みんな名前を呼ばれる。私は最後のほうで、前の人が呼び終わった。

「えっと…よ、よざくらみずねぇー」

やっぱり間違われてしまった。仕方がないよね。このままめんどくさいからみずねでいいや…
ガタンッ

「え?うぉねじゃねーの?」

私がびっくりだ。

なんか前の方にいるハーフっぽい自然に茶色のメッシュの入ったいい感じなパーマの男の子鏡屋拓哉君が言った。

「そ、そうなのか?よざくら」先生は様子をうかがう。

「イエス。」静かに動揺を隠して答える。

内心驚いて言葉なんてまともに出せないが、逆に初めてわかる人がいて嬉しかった。

「へー、変わった名前だね。顔と一緒で可愛いい♪」

!?

後ろから声をかけられる。ゆっくり振り向くと、まぁ、イケメンじゃん。

黒髪だけどピアスが片方についてて、第2まであけて色気が出てる。

そして私の髪に触れながら

「よろしくな、うぉね。」

いきなり呼び捨て!?

「おい、鷲崎恭平初っぱなから女子を口説くな(笑)」先生が笑いながら言った。

「はいよ、先生っ」

鷲崎君はへらへらして言った。
そしてひそひそ声で

「俺のことは恭平って呼べよ」
はぁ、初日から変なのに絡まれた、

私、大丈夫かな?
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