Starry☆Sky

□Star.7
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あの後、琥太にぃが駆け付けてくれて皆に改めて隠していたことを話した


それでもみんなは私のことを友達だと、親友だといってくれた


だから、一歩前に進むんだ!


………って決めたのに。いざ教室を前にすると扉が開けられない。反応が怖い


「おはよ、心葉」


月子達が来た


「お、女子に見える」


「心葉はれっきとした女性だよ」


「女性?少女だろ」


月子のフォローも虚しく、哉太は軽口を叩く


「……じゃあ哉太は少年だね」


「あぁ?」


「二人とも、朝から喧嘩しない。ほら行くよ」


錫也に止められ何気なく教室に入ってしまった
哉太との言い合いにすっかり忘れてしまった
咄嗟に月子の後ろに隠れたけど、背の高さは私が少し低いだけだから普通に見えてしまう
当然クラスメイトは稀有な目で見てくる


「また転校生?しかも女子!」


わらわらと集まってくる男子にさらに後ろに隠れたが意味を成さなかった


大丈夫だよ、と月子達に背中を押されたが月子の背中から動けなかった
変わりにひょこっと顔だけ出してみんなを見渡す


「……音羽心葉…。帽子…眼鏡外したの、」


言い終わる前にクラスメイトは一斉に顔色が変わった。顔を逸らす人もいる。
今まではここで諦めていたけど



月子達がいる。
勇気を振り絞って一歩前に出た。



「今まで黙っててごめん。…皆には隠し事したくなかったから。だから。人と違うけど……受け入れてくれませんか?」




スカートをぎゅっと握りしめて泣くのを堪える。




「……音羽って女だったんだな」
「っーか、女でも音羽は音羽だろ?」
「それに、……なぁ?」



「(((可愛いし…///)))」



変わらないクラスメイトにほっと胸を撫で下ろす


「ふふ。良かったぁ」



気分も上がり、今日は今までで一番嬉しい日になった







ク(髪ふわふわそうだよな///)
ク(触ってみてぇな///)
月(…心葉に気安く触らないでね。黒笑)
クラスメイト一同(夜久が怖い……υ)
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