薄桜鬼
□十一章
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「…お前は言葉が足りなさすぎだ」
……………はい?
いきなり朝の支度をしていたら、
いきなり斎藤さんが現れて、
いきなり言葉が足りないとイケボで言われ…
どういうことやねん!!
「しかもそれ斎藤さんが言っちゃいますか」
一番口数少ないけど伝達すべきことは端的に話す斎藤さん
一番口数多いけど伝達すべきことがそもそもわかってないし、長々と話す私
つまり私は無駄な話が多い、と。
そう言いたいわけですね、わかりました
「お口チャックしますよ。したらいいんでしょ。因みにチャックは閉じるってことですから。私もう話しませんからー」
ふん、いいもんね。そっちがその気ならこっちにも考えがあるもんね
「必要だと思ったこと以外黙ってますので。皆さんは気になさらないで下さい」
「いや何もそこまでしなくてもυ」
「原田さんは黙っててください」
「今のは必要なことなの「沖田さんもですよ」」
ふっふっふ
私だって黙ることが出来るのをわからせてあげます
首を洗ってまってて下さい斎藤さん!!
ふははははは!
…………………
黙ってるのつっら!
いや静かにしてろだの、しゃべるなだの、言われた場所では黙ってるのなんか余裕だけど
皆いる中で私だけ会話に入れないのがこんなに辛いとは
くそぅ千鶴ちゃんと楽しそうに話しやがって←
原田さん、平助君後で覚えてろよ……
って。
……いつまで話せないんだ?