Starry☆Sky
□Star.7
3ページ/3ページ
「?……あぁ心葉か」
「え、心葉先輩!?」
部活に行く月子についていくと前から宮地と梓が来た
……なぜか挨拶回りをしてる気分υ
この姿になって今まで関わりがあった人に改めて言うのは、少し恥ずかしい
……宮地は弓道部でたまに挨拶交わす程度だけど…
「どうして宮地はわかったの?」
「……顔?あと背」
何でかなぁ。背ばかり言われてるよ?
な、泣けてくる
「本当に心葉先輩なんですね」
何か悩んでた自分が馬鹿みたいに思える
それか皆が馬鹿なの?
こんなに受け入れられてると裏があるんじゃないか、って思うよ
「こんにちは夜久さん。…音羽心葉君も来てたんだね」
「ちょ、待って下さい。誉先輩まで分かるんですか?」
「あれ?女の子?」
「遅いですよ!普通はまずそこですよ!」
「そう?まぁ今日もゆっくりしてね、心葉さん」
弓道部の方たちにも温かく迎えられた
クラスメイトみたいに顔色が変わった人もいたけど……
「月子の周りの人って変わった人ばかりだね」
「ふふ。良い人ばかりでしょ?これからは心葉の周りに人が増えるね」
人を避けて生きてきた私にも今からでも関われるのだろうか
そんな不安を吹き飛ばすように月子は優しく笑う
だから頑張れる気がした
宮(……そーいや部長何気無くあいつを名前呼びして髪触ってたよな)
梓(心葉先輩!宮地先輩が名前で呼んで欲しいそうですよー)
宮(ッ///おまえ…)
(名前………龍之介だったけ?)