めいん

□スカート
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「メタナイト〜」

あれから彼女は自分が女であることを隠さずに生活し始めていた。
女性らしく振舞いはじめた。
服装だって....!?

「す、スカート!?」
「あ、気づいた?どう?」
嬉しそうにカービィは笑った。






「スカート」








「えへへかわいいでしょ?さっ!またいつものおいしい食べ物のとこに行こ!」
...私はそれどころではない
スカートが風で揺れるたびに
彼女の足がチラチラと見えている...
なまあし.....






って!どこを見ているんだ!私は!
しばらく放心していた気がする

「ん?メタナイトどしたの?」

「あっ...いや、何でもない..///」
思わず顔を背けた。












「...そろそろ帰ろうかなぁ」
「そうだな」
夕焼けで赤く染まった町の中を
私たちは歩く。

「今日はクレープ屋さんがおいしかったね」
相変わらず食べ物のことばかりだ
少しは私の事も....





突然向こうの方から陛下が走ってきた。

「へ、陛下?どうされたので...」

「すぅーきあーーりぃー!!」

「「へ?」」
次の瞬間 カービィのスカートがふわっと舞った。
桃色のスカートの中には白い綺麗な
それが主張するようにあって...

「「!?!?!?」」

「んだよ、白かよ つまんねーな」

私は立ち尽くした
目にはまだあの白が焼き付いて離れなかった。

「デデデのっっ...!」

気がついたのは彼女の声。

「ばかぁあああああああ!!!」

いい終わる前に彼女は
どこから出したかわからない
ハンマーを振り下ろしたーーー








「...ヒック...ヒック」

「落ち着いたか?」

カービィは泣いていた
泣くほどショックだったようだ
さっきまで見とれていた自分が恥ずかしい。

「すまない...その..私も見てしまったのだ...」

「....」

...........沈黙が続いた。

私も殴られるのだろうかと待っていたのだがハンマーは来ない。


....沈黙を破ったのはカービィだった



「...メタナイトならいいの..」

「!!」

「メタナイトになら見られても...
別に良かったの...」




なんだ、この反応

どういう意味だ



カービィは夕日に負けないくらい
顔を真っ赤にそめたまま、


「また明日ね」

そう笑って走って行ってしまった。




「...... 」
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