めいん

□フームの憂鬱
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「フームの憂鬱」







「カービィっていうの、よろしく..」
(仲良くしなきゃ...)
新しくこのクラスに入ってきたカービィ。桃色の髪の女の子。

学級委員でもある私は
誰とでも仲良くするのが当たり前だけど...

(あたし、この手のぶりっこタイプ苦手なのよね..)
「じゃあフームの後ろの席が丁度空いてるな」

ふぅ..やっぱりきたわね...くそっ覚えとけよヒゲ..!

「フー....ム?」

「そう、あなたはカービィね よろしく」
営業スマイル。

でも相手は勘違いしたみたいで。

「...っ!フーム!よろしくね!」
懐かれた...と最初私は迷惑がった。




その日から私とカービィは共に行動することが多くなった。
みんなも私といるおかげか
だんだんカービィに接するようになっていった。

カービィも最初あったときよりも見る見る
明るくなっていった。





だから
だんだんと彼女のことがよく分かってきたわ。

(もちろん私が想像していたようなぶりっこではなかったし)

何回も転校を繰り返してたみたいで

こんなに相手から話してくれたのは初めてらしい。

...悪い気分じゃないわ。
カービィは妹みたいで正直可愛かったし

本当の友達ができたって言われたときは
...嬉しかったわよ?







しかし、問題が一つ

「ねぇ フームは何でそんなに頭いいの?」

「さぁ?勉強してるからじゃない」

「うう...あのさぁ...」

「ふふっ..どうせもうすぐテストあるから教えて欲しいんでしょう?」

「うえええぇえ....フーム〜」

「分かってるだろうけど自分で頑張ってね」

「どうしたんだ? カービィ?」

「あっ....///」「メタナイト!」




そう 彼のことでね....
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