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□under the ………
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「…お兄ちゃん……やめて……!!」



苦痛に歪む えるの表情……。

修一は、えるを壁に追い詰め 抵抗する両手を、右手で一遍に押さえ込んで…
そのまま 自分の目線まで引き上げていた……。


床に着かない脚を、ばたつかせて抵抗するえるの 脚の間に修一は躯を滑り込ませて、密着し…蹴られないよう、押さえつける。



ガラス越しの、射るような修一の視線に ゾクッとするえる……。


「 …怖い よ…… 修…」

最後まで言わせずに、乱暴に唇を奪う修一。

すっかり怯え、泣きそうなえるの表情に……強烈なほど、そそらる…… 欲望を掻き立てられる……。



左腕で背中を抱き潰し、口づけを深める…。

…縦横無尽に口内を犯す……。

「 ……いっ ………ヤァ……」

徐々にえるの抵抗も弱まって…頬が朱に染まり……喘ぎが混じりはじめる……。



そんなえるを、抱き上げて ベッドへと歩みを進める…




えるをベッドに沈め、その上に四つん這いになって覆い被さる修一。
その時、えるは 一瞬 手が自由となり…
手を振り回して抵抗する。








……カシャン………







もがいた手が、修一の顔にあたり……

拍子に 外れた眼鏡が、乾いた音をたて 床に落ちた……。










「 ………える…さん……??」


四つん這いの姿勢のまま……
固まり、困惑の表情を見せる修一に………



「 修一……お兄ちゃん…?
…良かったぁ……!!
元に 戻った………」

泣きながら…えるは修一の首に抱きついた……。









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