拍手連載用ブック

□アカデミーのある日
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『ねぇ…シカマル〜』


「んだよ?」



振り向くとぐったりした煉夜が机に張り付いていた



「どーしたんだよ、熱でもあんのか?」



煉夜のデコに手を当ててみるが特に熱いというわけじゃない



『いや、熱じゃないのはわかってんだけどね〜』



片方のほっぺを机にぴったりと当てたまま話す煉夜




「お前そんな格好で話しにくくねーの?」


『全然』


ぐっじょぶ と平仮名が似合うポーズを決められる



「どこがだよ」



こちらにのばしていた手をバシッと軽く叩くとへにょんと落ちていった



『あうっ…』



「んで、なんでそーなってんだよ」



『あ…、夏バテです』





「…………・・めんどくせぇ」






思わず眉間に皺がよる



『シカちゃん シカちゃん・・・』



「…んだよ」




性懲りもなく何度も呼ぶ煉夜にため息をはきながら目線をやるとなぜか片手をこちらに伸ばしていた



「…何したいんだよ」


『手貸して?』



「…は?」


『あざーッス』



驚くシカマルをよそにさっさとシカマルの手をさらっていく煉夜



「いや、待て

今のはどう考えても了承してねーだろ?」




『きっと言ってくれると信じてたもので…』




さらった片手を机に付けてないもう片方のほっぺに乗っけ始める




「だから勝手になに人の手いじってんだよ」


『シカマルの手ってさ冷たくてきもちいいんだよ』




「理由になってるようでなってねぇからなその答え!」



『Zzzz…・・・。』


「寝んなっ」





↓その後





(シカマルったら俺が寝てる間ずっと隣にいたんだって−?いやん破廉恥☆)

(……・・・ギュッ。)

(っ痛 痛い!ほっぺ痛いんすけどっ)

(いっぺん死ね)





あのあと煉夜くんに寝られてしまって身動きとれなくて固まっていたシカマル

そして起こさないように気を遣ってくれたシカマルの気持ちをぶちこわす煉夜くんがいましたww

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