拍手連載用ブック

□愛の戦士“ウサギ”in夏祭り
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これは本編に沿ったようで沿ってない煉夜くんのふざけたお話です。


〜愛の戦士“ウサギ”誕生編〜






ある夏の日の出来事



『なぁーっシカマル!今日夏祭りあるじゃん?』



机で寝るシカマルをスルーしハイテンションで起こしにかかる



「……いかねーぞ」



『俺まだなんも言ってねぇーんダケド!』



「どうせ一緒に行くとかなんとこ言うんだろ?」



『わかってんじゃんっ!さっすがシカマル☆

ってことで今日迎えに行くから浴衣着てろよ!』




あでゅーッと平仮名発音で煉夜はいい逃げして帰っていった





「……浴衣とかめんどくせぇ

つか男同士で行くのに浴衣とか寒すぎんだろ」






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『いやー、やっぱなんだかんだ言ってもシカちゃんってちゃんと着てくれたね浴衣w』



紺の甚平に身を包み昼以上のテンションではしゃぐ隣に黒の甚平を着たシカマルが立っていた




「母ちゃんが用意してるとは思わなかったぜ…」



『流石ヨシノさんっ!って感じだよね』




仲良く肩並べて歩く姿は兄弟っぽく見えていた



リンゴ飴やら焼きそばやら祭りを存分に楽しみ歩いていると煉夜がある出店をみて足を止めた




「…なんか気になるのでもあったか?」



『うん。 アレちょー欲しいんですケド』




目を輝かし煉夜が指さす先にはふざけた顔でウインクをかますウサギのおめんが売られていた




「……まさかのアレ」



『ちょっとシカマル待っててね』




手に持っていた焼きそばをシカマルに渡しものすごいスピードで出店に走りもの凄くキラキラと顔を輝かしながら帰ってきた




『見てみてーっウサギじゃ』



頭におめんを付ける煉夜は異様に似合っていた


そして、何故か手にはピンクの綿飴を持っていた




「その手にある綿飴はどーしたんだよ」


『あぁー、ウサギだからもらった☆』



質問にまったく答えてない答えを返す煉夜



「お前それ答えになってn「うわぁーん」泣き声…?」





言葉を遮る声に振り向くと一人の小さな男の子がリンゴ飴を落としたのか泣いていた





『あーりゃま…』


「ガキかよ…めんどくせぇ」





煉夜に続き、さらに物事をめんどくさくする存在に頭をかく




『まぁーそう言うなってw』



「珍しいこと言うじゃねーか、お前ってガキ嫌いじゃなかったっけ?」



『いや、別に嫌ってるつもりはないよー、興味がないだけで…』



そう言いつつ頭のおめんを外しながら子どもに近づいていく



「んじゃなんでガキの面倒みようとしてんだよ…めんどくせぇ」



ため息をはきながら煉夜の後ろを歩いていく



『だってほら、俺ヒーローだし』


「っは?」


寝言は寝て言えと言ってやろうと煉夜を見るといつの間にかウサギのおめんを正面にかぶり顔が見えなくなっていた



『今の俺は愛の戦士“ウサギ”なのデス☆』




☆愛の戦士誕生☆続く…

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