拍手連載用ブック

□ハロウィン
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〜〜♪〜…☆♪。


鴉真の本家のキッチンに鼻唄が響く

煉夜が楽しそうに体を揺らし可愛らしいエプロンをつけながら試験管とビーカーを持っていた……


『明日はハロウィンだし、
ここは手を抜いたら煉夜様の名が廃るよねー』


試験管の中身をビーカーに移しそしてその中によく分からない黒い液体を何滴か垂らすと


ぽふん☆


可愛らしい爆発音と共になかの液体はショッキングピンクなモノができた


出来たモノを満足気に見てると
親父が音もなく帰宅していた


「煉夜 ただいま…」


一瞬煉夜の持つビーカーに眼をやるものの流石煉夜の父親なのか
なんの動揺もせず綺麗にスルーして腰のポーチを外した



『おかえりぃー』



煉夜もそんな親父の態度が普通なのか使っていた器具を片付けパタパタと夕食を用意した


用意した夕食をモグモグと静かにとるなかテレビを見ていた煉夜に珍しく親父が話しかけた


「煉夜、俺今日の深夜辺りから任務に出るから」


『ふーん、明日の夜ご飯はいるの?』


「たぶん要らないと思う」


『んじゃ、一応作っとくから帰ってきたら温めてたべてね』


「はいよ……、そういえば明日は誰にするんだ?」



食べ終わった食器類を重ねて台所に運びながら
何気なく明日の被害者にとってはある意味重要なことを聞く


『んー、まだ決めてないかな

まぁ、上手くいったら写真とっとくから楽しみにしてて』


父の問いにニカっと笑って答えるとクシャっと頭を撫でられた


そしては明日早いということで二人揃ってさっさと寝室にむかった
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