変更後本編

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シカマルと目で会話してる横でいのは頬を染めひとりで語り出す


『そんなに熱く語らなくても…
つか、サスケを買いかぶりすぎじゃね?』


「フン、煉夜の言う通り
実践じゃぁ、その天才も案外モロいんだぜ」

飄々と言い切る二人の言葉に反応したいのの眼に殺気が宿る

ギロッ


「ハイハイ、悪かったよ!
カンに障っちまって」


『シカマルもいの怒らせてるじゃん
人の事言えないよーん』

つんつん

煉夜はシカマルのほっぺをつついて遊ぶ


「うっせ、お前がいると話がややこしくやる…

チョウジ、煉夜の面倒頼む」


「わかったよ、煉夜はちょっとこっちで待ってよう」


シカマルで遊んでいた煉夜はチョウジによって速やかに回収された








『ちぇっ…』

若干拗ねながら何となしに近くの大木にぶら下がる


(あれ?あそこに見えるのって…)



『…ねぇチョウジ、あれってさ』


逆さまのままの煉夜が指さす先には



「あ、サスケがぶっ倒れてる」


『なんだっけ、あの子………そうそう、確かサクラちゃんって子が戦ってるね』


二人の言葉に振り返ったいのは驚愕をうかべた


「あっ…」

ぶら下がる煉夜の真下で立ち止まる


『……どーすんの?…いのの親友なんでしょ?』



「………。」



いのが黙っている間にもどんどん目の前の戦闘は激化していく




(や、やばいよ…)

(お…おい、イノ!)


問いかけにも何も答えないいのに
チョウジとシカマルが狼狽えはじめる



そんな中煉夜は佇むいの真っ直ぐにを見つめる

「いの……


ねぇ、何迷ってるの?




いつも通りしたいようにすればいいんじゃない。」




「……。」




いのの脚の震えが止まり体から無駄な力が抜けるのがわかった


サクラを見据えるいのの眼にも迷いは見えなくなったのを確認して木から足を放して地面に降り立つ





「じゃ、いこーか」








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サクラside


みんな…

みんなを守らなきゃ…


「このガキィ!!」

バッ

音忍のひとりザクがサクラに攻撃を仕掛ける


(っダメだ!やられる……)


諦めかけたその瞬間


ザッ


(え?)



「フン…

また変なのが出てきたな」


「いの…」


10班のメンバーがサクラを守るように音忍の前に立ち塞がった



「サクラ…
アンタには負けないって

約束したでしょ!!」

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