変更後本編

□06
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昼飯も食べ終わり一番眠くなってくる頃
煉夜は当たり前のようにうとうとしながらもなんとか起きていた




ガラッ


「えーと、俺の班の生徒は…」




(うおぉ…、熊だ。)




教室に入ってきた男の人を熊ッポイと思っていると




「いや、熊じゃねぇよ、」



ナチュラルに考えてることをシカマルに読まれた




カラッ



「私の持つ班の子たちは…」



『おっ!』



「なんだ、知り合いか?」



熊さんに続いて入ってきた綺麗な女の人に反応した煉夜



その声に気づいたのかこちらをみる紅さんにぷらぷらと手を振る



『うん、ちょっとね〜』


シカマルの質問に答えていると



「お前らか、」



目の前に熊さんが現れた



「奈良に山中、秋道と鴉真ね、」



手に持った紙をと見比べながら髭に手をやる熊…




「それじゃっ、場所移動すんぞ」





熊、もとい先生に連れられ別な教室へと移ってきた俺たち





「よーし、それじゃあ自己紹介から始めるか、」



教卓によしかかると煙草をふかしながら話し出す




ゴホッ…



(タバコの煙直撃だよ…うへぇ、)



風下にいた煉夜はタバコの煙から逃げるように窓際にいく




「俺は猿飛アスマ
好きものは煙草、将棋。嫌いなものは…まぁ、な…
趣味はこれといってないな!夢も同じく」





アスマ先生の自己紹介を窓枠にのりながら聞く


(マジで煙たい…、)



「それじゃ、奈良のとこのガキから自己紹介な、」



「めんどくせぇ…


奈良シカマル、……

…、夢は今のところ特にないです…」





シカマルの自己紹介を聞いてるうちに暖かい日射しに促され瞼がおちてくる




「秋道チョウジです、
好き…は……なもので………、」



(あぁ、もうムリだわ…、)



チョウジの自己紹介も聞こえなくなり窓枠に寄りかかり睡眠を貪る






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「よしっ最後は………、あれ?何処だ!」



煉夜の姿が見えず吸っていたタバコを一度置く





そんな中シカマルがある一点を見つめ何もない空間に片手を振り上げた



「いい加減起きやがれっ」



ゴンッ




音のした先を見ると煉夜が頭を押さえてうずくまっている




『なんかいつも以上に容赦ないね…』



痛い痛いと頭を押さえながら立ち上がる



『なんでシカマルにはバレるのかなぁ…』



「お前の行動パターンは読めんだよ!」




(煉夜の行動パターン読めるのはシカマルくらいだよ…)


心の中でチョウジは小さくツッコム



「そんなことより、煉夜の自己紹介の番よ!!」




いのに急かされて自己紹介しようと口をひらく……が、


「ちょ、ちょっと待て!今、何処にいたんだ?」




『ちょっと煙たかったので窓枠とこに座ってましたー』




自己紹介を遮られちょっと拗ねたように答える




「………、」



驚いた顔をするアスマにシカマル達が


「コイツ幻覚使ってるんですよ」

「そうそう、それでよく隠れるから探すの大変なのよね…」

「シカマルはすぐ見つけちゃうけどね!」


上からシカマル、いの、チョウジが説明していく


「幻覚だと…、」

(この歳でもうこんな高度な幻覚を扱うとは…)




アスマの視線がもう一度煉夜に移る



『まぁ、シカマル達の言う通り幻覚ってヤツですよ〜


俺は鴉真 煉夜

好きものは昼寝、嫌いなものは騒音

趣味は幻覚を使ったイタズラ

将来の夢ってか目標は…火の国一番の幻術師になること、かな?』




いの言う項目通りに自己紹介をこなす


アスマは煉夜の言葉に頷くと班員を見渡した



「…よし、それじゃぁ、
明日から早速任務を行うぞ!」



幻覚については驚いたがすぐに切り替え任務について話しだす




………と思いきや、




「詳しくはこの紙に書いてあるからなー、

それじゃ、はい、解〜散〜」



ひとりひとりにプリントを配り去ってしまった








↓残された10班




「なんかすっごいアッサリしてたねぇポリポリ」


『アッサリってか何か色々省略しすぎだよねー』



いつの間にかついさっきもらったばかりのプリントを紙飛行機にして飛ばす煉夜



「・・・お前、明日の予定を見ずに飛ばしてんじゃねーよ」


『あ・・・、ついアカデミーんときのクセで』

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