変更後本編

□08
1ページ/1ページ




『シーカマールく〜ん!』

演習当日の朝6時

煉夜はシカマルの家の前で叫んでいた


バタンッ

「るせっーーー!」


窓から寝起きのシカマルが顔を出す




『おはよっ!!シカマル行くぞ!』


「まだ早ぇーよ!」



バタンッ



『あぁ〜、窓閉められちゃったぁ…』



仕方無いので近くのデカイ岩の上に飛び乗りすわりこむ






ぶらぶら、

……ぶらぶら、ぶらぶら



暇で宙に浮いた足をぶらぶらと動かす






ぽいっ


「おらっ」


『うおっ・・・ おにぎり?』


突如、頭におにぎりがシカマルの声とともに降ってきた




『あれ?シカマル起きたの?』




頭から降ってきた=シカマルからもらったオニギリを食べながら聞くと




「お前が起こしたんだろ…」



深くため息をつくシカマル



『二度寝しちゃうかと思ったのに〜』




「…お前きてんのにわざわざ二度寝はねぇーよ」



モグモグ、モグモグ



『ん?なんかいった?』



「なんでもね…」

(聞いてねぇーのかよ…)




モグモグ、モグモグ(笑)
↑実はしっかり聞いてたヤツ










『ねぇー、シカマルは緊張してる?』




おにぎりを食べ終わり煉夜は抑揚のない声で話しかける



「さぁな、多少はしてるんじゃねーか?」





(あらら、シカちゃんったらこっちも見ずに言うなんて珍しぃ・・・)



よほど眠かったのかまだ欠伸をしながら歩く





『そっかー…


ってか集合時間っていつだっけ?』



「はっ!?」



煉夜の言葉に驚きでかけた欠伸も噛み殺される



「お前そんなことも知らずに迎えにきたのか?」


『うん。』

コクりと頷いてみせれば


「はぁ〜……、」

ふかーいため息をつかれた


そんなシカマルをみていたら煉夜はあるCMを思い出した





トコトコ…

ポンッ

煉夜の片手がシカマルの肩を叩く


「どーしたんだ…?」

シカマルは疲れきっている表情で振り向く





『ねぇ、知ってる〜?

ため息ってつけばつくほど

脳細胞が死滅していくんだよ♪』





若干声を変えて言う煉夜が苛つく

このイライラを押し殺すようにシカマルは先ほどの倍の深さのため息をついた











今回使ってるCMネタは本家様とは全く関係ございません。豆知識のように言っているアレも確証があってのことではありませんのでよろしくおねがいします。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ